越前の訛の少女糸繰草
（えちぜんのなまりのしょうじょいとくりそう）
オダマキの花（糸繰草）です。
耐へて生くことを知りけり雪割草
（たえていくことをしりけりゆきわりそう）
雪割草でなく、ユキワリイチゲです。
２月１日～12日のつぶやき句を32句にまとめました。
野施行やボールと戯るる野良一匹 野施行や葷酒山門に入るのあり
冬の果ヒトに悪魔の棲むを知り 鬼やらひヒトの性善信じたく
光合成のいよよ眩しく冬の果 冬の果小さき野花の咲きたれば
明日への最終ページ冬終る 戦争がすぐそこにあり鬼やらひ
ほろ酔いの鬼の顔して福は内 立春や何か忘れてきたやうな
立春やおでき気になる鼻の下 新しく捲るページや春立ちぬ
トンネルに出口入口寒明くる 寒明けや上り下りは同じ数
ひらひらと巫女の裳裾や寒明くる ゴミ出しの交はす挨拶寒明くる
脇役の暮らし変はらず春鴉 名優は時に動じず春鴉
公園のけんけん遊び春鴉 春鴉ヒトに生まれた幸不幸
海苔干すやをみな潮焼け節くれ手 海苔干すやわづかばかりの無頼秘め
針供養男八十路のやもめかな 針供養祖母の縫い糸通しけり
海苔干すや原発岬見ゆる浜 針供養綻び縫へる武骨漢
壺焼や越前荒磯に育まれ 壺焼や寝ている間の軍靴音
壺焼や東尋坊の節理岩 数学の誘ふ眠気や浅き春
春眠や円周率に限りなく 女生徒はみんな生足春浅し
＞耐へて生くことを知りけり雪割草
糸繰草、苧環が早くも咲き始めましたか。早いですね。
越前の少女にピッタリのイメージですね。思い出しました（笑）。
早春に美しい姿を見せてくれる雪割草も大好きです。
つぶやき句・・下記をいただきました。
＊ほろ酔いの鬼の顔して福は内
＊海苔干すやをみな潮焼け節くれ手
＊女生徒はみんな生足春浅し
糸繰草は鎌ちゃんの好きな花ではないですか？
よく登場するのと、確か鎌ちゃんちの庭に咲く花ですよね。
越前の少女を詠まれた辺り、色白で可愛い女の子を想像しました。
＞耐へて生くことを知りけり雪割草
この雪割草もなかなかの美人です。
早春の野生花なので特定のところでないとなかなか見られないですしね。
耐え忍ぶのイメージぴったり。
私には出来ませんが・・・（笑）
＞野施行や葷酒山門に入るのあり
野施行、初めて知りました。
葷酒山門も初めての知識です。
鎌ちゃんはなんでもよくご存知ですね。
色々勉強になります。
＞光合成のいよよ眩しく冬の果
＞明日への最終ページ冬終る
この二句は希望が見えて好きですね♪
「耐へて生くことを知りけり雪割草」
優しい花たちですねぇ。
そして、キレイに撮れていますね。
こちら方面はまだ雪が残っているのでしょうね。
体調を崩しませんように・・・・・
普通4月頃からと思いますが…
糸繰草 の和名、趣がありますね。
素朴なイメージの少女と重なって昔の女性の
大変だった労働に思いが飛びました。
優しげに儚げに咲いたユキワリイチゲが愛おしいですね。
越前の訛の少女糸繰草 鎌ちゃんさん
早いですね・・。
こちらでは４月に咲きます。
毎年咲いてくれますが今年は如何かな・・。
少し訛があるのが土臭くて良いですね。
耐へて生くことを知りけり雪割草 鎌ちゃんさん
ユキワリイチゲの事を雪割草とも言いますが
本当のユキワリソウもあるようです。
私はまだ見ていませんが、魚沼の人が一度ブログに
載せているのを見たことがあります。
こちらでは春一番に咲き出す花でも有名です。
＞つぶやき句
立春や何か忘れてきたやうな
針供養男八十路のやもめかな
＜ 耐へて生くことを知りけり雪割草
「越前訛」って、どんな言葉があるんでしょう♪
物語性を感じます♪
オダマキは、２０代の頃は一番好きなお花でした♪
お花のお写真素敵ですね♪
＜ 野施行やボールと戯るる野良一匹
＜ 新しく捲るページや春立ちぬ
＜ 女生徒はみんな生足春浅し
を頂戴します♪
苧環がもう咲いているとは、、早過ぎじゃないですか?
と、言ってもこちらでは雪の下ですから、皆まだ耐えて、耐えて頑張っているんでしょうね。
越前訛り、一つだけびっくりした言葉があるんですよ。
知人が「早く、しね。早く、しね!!」と、。。。
「早くしなさい。」だったとは、所変われば、言葉も変わる、ですね(笑)
オダマキの花はあまり出会ったことないのですが
色も花も可愛らしいですね。句がピッタリです。越前が
効いていますね。
耐へて生くことを知りけり雪割草
私は植物を詠むのが苦手ですが
鎌ちゃんさんはすっと詠まれて羨ましいです。
好きな句です。
新しく捲るページや春立ちぬ
立春や何か忘れてきたやうな
海苔干すやをみな潮焼け節くれ手
こちらをいただきました。