老うほどにまさる頑固や椿の実
（おうほどにまさるがんこやつばきのみ）
見るほどに頑固顔なる南瓜かな
（みるほどにがんこがおなるかぼちゃかな）
９月１日～10日のつぶやき句を34句にまとめました。
女湯に桶の音あり夢二の忌 セピアなる昭和の写真夢二の忌
夢二忌や初恋人の今は肥え 湯巡りのそぞろ歩きや夢二の忌
丹波路へ越える峠や秋湿 秋湿にじむ新地の灯りかな
腕白の何企むや芋嵐 腕白の怯みもせずに芋嵐
解き難き女心や椿の実 まれびとの目覚めたるかな秋夕焼
実椿や荒るるがままに郷の山 実椿や地籍不明の郷の山
シルバーの杵柄確と庭木刈る 庭の木の刈るも叶はぬ里家かな
モヒカンの若職人や庭木刈る 世界史の授業を止めて鬼やんま
先生がまた怒ってる鬼やんま 石舞台の主は誰ぞ曼珠沙華
甘樫の丘の盛衰曼珠沙華 客一人乗せて終バス秋夕焼
故郷をあしたは発たむ秋夕焼 施設なる母は如何にぞ秋夕焼
鶏声の澄める白露の朝かな 拭ひたき患ふわが目白露かな
言霊の幸ふ国の白露かな 白露とて人世のおどろおどろかな
野路の秋ライン下りの古城かな 野路の秋人それぞれに歴史あり
ノイシュヴァンの城の白亜や野路の秋 薄れゆく我が来し方や秋の野路
花畑行き着く先の浄土かな 花畑柔和な爺になりにけり
物言へぬ世なるか一輪摘まる花圃 あの日から四年と六月また厄日
＞見るほどに頑固顔なる南瓜かな
頑固も年輪を経て風格が滲み出てきているようです。
写真の南瓜はこうして眺めても、おそらく口にしても
とても味わいがありそうに見えますね（笑）。
つぶやき句・・下記をいただきました。
＊夢二忌や初恋人の今は肥え
＊モヒカンの若職人や庭木刈る
＊言霊の幸ふ国の白露かな
老うほどにまさる頑固や椿の実 鎌ちゃんさん
椿の実、ほんと硬いですね、落下しても
割れている実を見たことがありません。
この実から油が取れるとは誰が思いついたのでしょう。
油が潤滑油かな・・。(*^。^*)
見るほどに頑固顔なる南瓜かな 鎌ちゃんさん
時々包丁では手に負えない南瓜がありますが
この南瓜は柔いので良いですね。
私も頭が固くなる一方です。(*^。^*)
つぶやき句
＞湯巡りのそぞろ歩きや夢二の忌
大分の湯平温泉を思い出しました
夢二展があります。
＞花畑行き着く先の浄土かな
心臓が一度手術で止った兄が言っていました
美しい花畑だったようです。(*^。^*)
そうです。
ますます頑固になって来てるのかもしれません。
まるで、南瓜のヘンガオや椿の実の硬さみたいに～♪
花畑柔和な爺になりにけり では、対照的なご老人の姿が
見えてきます。頑固なのも時には良いですが、
ただ闇雲に頑ななのではなく、柔軟な思考の上でのそれで
ありたいものです。
石舞台の主は誰ぞ曼珠沙華 パァッと情景が浮かんで
すてきだなぁと思いました。
椿の実は今頃よくみますね。
ツヤツヤですがいかにも固そう！
頑固と上手く重なります。
見るほどに頑固顔なる南瓜かな
南瓜は見ても食べても描いても好きな食材です。
この形は関西物でしょうか。以前旅先でお土産に
もらい南瓜の器のスープを作りました。
甘樫の丘の盛衰曼珠沙華
ノイシュヴァンの城の白亜や野路の秋
モヒカンの若職人や庭木刈る
こちらをいただきました。
＜ 見るほどに頑固顔なる南瓜かな
老いては子に従え！がなかなか出来ませんねえ！
南瓜は切る時全体重をかけても、駄目な時が有って（汗
＜ 世界史の授業を止めて鬼やんま
私の子供の頃にはもう、見ることが少ない蜻蛉でしたから
見つけると大喜びした物です！
二十歳過ぎてからは、寸又峡に行く途中茶畑の近くを
飛んでいるのを見た、一回のみです（汗
どんな授業でも止めて見る価値が有りますね！（嬉