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鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

かりんの実

2013-11-11 20:45:17 | 写真俳句

かりんの実不機嫌面は生まれつき

(かりんのみふきげんづらはうまれつき)

私の事ですよ。

生まれつきですから許して下さい(笑)

 

人に皆長所短所やかりんの実

(ひとにみなちょうしょたんしょやかりんのみ)

私にも長所があると思いますので、宜しくお願いします。

 

      11月1日~10日のつぶやき句を、自選30句にまとめました。

     晩秋やアリアの咽び泣く如く              晩秋の色に丹波路ありにけり

     もの思ふ鴉一羽や末の秋               故郷の人皆老いぬ野山色

     山の色峠を越える九十九折              山の色浮かぶ静けさ夜叉が池

     スケツチの美しき女性や山の色           山茶花や曇りガラスに書く名前

     露寒にひとり滴る蛇口かな                トーストの程よき焦げ目馬肥ゆる

     柳川の水路めぐりや白秋忌              あのまろい金の実は何白秋忌

     古寺の庭掃く僧や冬仕度               冬仕度箒目清し寺の庭

     秋深む棚田の段の登る毎              万病を抱えてけふも破芭蕉

     旅したき奥の細道破芭蕉                病み臥せばめぐるは悪夢破芭蕉

     通院を重ねる日々や冬に入る             曇りのち雨のち晴れし冬立ちぬ

     立冬の宇宙へソユーズ発ちにけり          見るほどに眼悲しきうるめかな

     うるめ焼くまず一献は香りにて            煩悩や僧も酒飲むうるめ食ふ

     治療終ふ身を追ひ打ちて初時雨          ちり鍋や世話女房と寄り添ひて

     ちり鍋や恋女房の手酌酒               道頓堀は不夜の川かな浮寝鳥

     故郷は年々疎く浮寝鳥                 小鳥来るピラカンサスに寄り添ひて