鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

恋心

2012-09-23 06:38:30 | 写真俳句

秋桜を揺らす風あり恋心

(こすもすをゆらすかぜありこいごころ)

しりとり五七五で「恋」が出ましたので

久しぶりに恋の気分を詠んでみました。

 

咲き残るオクラの花や老いの恋

(さきのこるおくらのはなやおいのこい)

「オクラ」だと秋の季語ですが、

「オクラの花」となると夏だそうですね。

咲き残りということで、大目に見てください。

 

投稿句有難うございました。

ひっそりと猫の潜れる通草垣   よしさん

 

      9月9日~22日のツィッター句をまとめました。

                 (ブログで発表済みは除いています。) 

   栃若の昔ありけり九月場所          小のよく大を投げけり九月場所

   ピーマンや人生ほど良き焼き頃と       我が貌に似てピーマンの美味きかな

   竹を伐る人なく村の老いにけり        三十八年添ひて半ばや竹の春

   園児らと声交わすごと爺案山子        山里の営み確と曼珠沙華

   炭焼きの爺の一服煙管草           福神の群れ咲く池や秋の風

   尖閣に波なほ高き野分かな          笑みの種秘めて風船蔓かな

   ママ老いて交わす一献新走          まだ時にあらずと庭の杜鵑草

   月残る朝(あした)に鳴けや杜鵑草      郷の家(や)は老い独りなり時鳥草

   老い母の早寝早起き時鳥草          弟の蘇る声時鳥草

   谷ぬうて稔り田溢るる如きかな        人老いて猿の柿喰う山家かな

   えのころの靡くや競うことのなく         虫籠の如くカラオケ喫茶かな

   高層に虫籠を聞く都会かな           虫籠の虫の心根知らずして

   秋分を探す野辺路や老い二人         秋分や醜聞聞かぬ日々のなく

   秋分の墓に線香くゆりけり            秋分の窓開け放つ掃除かな

   良妻の夜顔となる飲み屋かな

 

 リンク→鎌ちゃんの写真短歌写真俳句アルバム