今生(こんじょう)で朽ち果つるとも 彼岸花
明日香村、橘寺で撮影しました。
現世には限りがあります。
人も物も花も、やがては朽ち果てます。
しかし、彼の岸の世ではこのように・・・・。
姫王(おおきみ)と覚ゆ明日香の曼珠沙華かな
明日香へ来て想う女性といえば、
額田王(額田女王、額田姫王)です。
中大兄皇子(天智天皇)、大海人皇子(天武天皇)
双方から思いを寄せられ、その間で心を揺らしたと言われる姫王。
明日香で、曼珠沙華を見るとき、
どこか姫王に重なるのものを感じるのは、私だけでしょうか。
染まりゆくあなた好みに 曼珠沙華
何かで、どこかで、白の曼珠沙華は、
次第に赤に染まってゆくということを聞いたことがあるような・・・。
それは本当でしょうか。
額田姫王も、そのように思いを染めていったのかも・・・・。
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