おじさんにだってAKBは身近なのだ。特に「オオシマ」は周知の仲なのである。引退も断絶も無い良好な関係だったと思っていた。ところがである。可愛い顔してオオシマも噛み付くことが判った。会友数人が証言してくれる。ビックリシター!。
AKBつまり「あーっ怖いビックリ!」オオシマヘビだった。このサイズの蛇の接近遭遇は茶飯事なのだが、今日は会友がいたから撮影の好機とばかり、尻尾をつまんでぶら下げたら、長靴の絞り紐に食いついてしまった。「Hebvy、big離ー!」である。
その上、蛇は尻尾を摘まめば自由を奪うことが出来ると、半世紀以上も信じて疑わなかったのに、自分の身体を支えにして手の先まで登って来た。腹が膨れていたから鼠でも入っていたのだろうが「もう駄目ぇーっ!」と接写前に放り出してしまった。あー怖かったビックリオオシマヘビ。
やはりアイドルはアイドルとして「手を出してはいけない」高嶺の花のままで「良いのだ!」。60にして「則をこえてしまった」が、還暦を過ぎても学ぶことは沢山ある。生涯学習と言う。
ヤマユリ3株が盗掘された。今年も開花する株で採種用のヤマユリなのだ。何本かは残っているが今年は開花しない。表土も踏み荒らされていて、ここには一昨年播種した種がある。今年は発芽する年だったのに…。
ご丁寧にも掘り取った穴は、別の土で平に埋めて枯れ草を被せてあった。そんな事をしても、一見して本数が足らない、異常は察知できるほど日々見ている場所だ。
貴重種を繁殖させようとしても必ずこのような事態が起こる。防ぎようがないのは承知だけれど憤懣やるかたないのも事実なのだ。園芸店で球根一つ300円程度、タバコ1箱の値段を惜しんで盗掘する。
何食わぬ顔で、市民顔して社会に戻っていくのだ。人物評は「優しい人です。良い人です」などがお約束だろう。我輩もそうである。
全伐した真竹林跡が再萌芽ラッシュである。長いのは腰の辺りまであるが、ようやく頭を覗かせたタケノコもあり、一斉萌芽と言うほどでも無い。すべて地下茎で繋がっており、その意味では一種一本に近いのだろうが遅速が見られるのは不思議だ。
竹林に戻す理由はないし、顔面にも足元も危ないだけの存在になっているから刈り払った。既に植樹を済ませた区域だが、竹の切り株や根に刈り刃が当たってキックバックを度々起こす。タケノコも地際で刈り取らないと、つまづきの原因になってしまうから、このキックバックは想定内だけれども、往々にして植栽した幼樹まで反動で切断してしまう。
今回も数本が犠牲になってしまった。大事な種類もあったのに、達成感なく作業終了の今日・・・。野鳥のさえずりだけが爽やかだった。
庭のウマノスズクサに食痕と糞が見えたので覗くとジャコウアゲハの幼虫がいた。まだ体長10mmもない。
孵化して一週間程度は経過しているだろう。親蝶は飛翔していたのは見ているが産卵までは見なかった。
庭のウマノスズクサは自然実生で繁殖し、今では10本くらい蔓を伸ばしている。総てに幼虫がつくわけでも無いけれど、どういう訳か「葉を食べつくす」傾向のある幼虫なのである。葉のない蔓に悄然?としがみついている個体をよく見かける。親切にも引越しさせてやるような行いはしていないが、時折は近くの蔓に移動しているのも見かける。
たかだか50cmでも被地植物を乗り越え通り抜けるのだから、アフリカやアマゾンを踏破するくらいの努力なのだろう。ご苦労様である。逞しく育って欲しい。
盗掘の被害にたまりかね、少しでも被害を減らしたいから神仏に委ねることにした。
盗掘とは異なるが、保護や保全、あるいは保育園・幼稚園の活動に供するためのロープ張りや看板などは匿名の苦情として行政に上がる。いわゆる「クレーマー」なのだが、小生は、たまたま本人が通報をした事を立ち話の中で話ししたので「こいつか…!」と、噂の当人を現認出来たのが2名いる。
この2名に共通していた思考は、一見「公共のため」の装いをしているが、本質は自己中だ。「俺ができないじゃあないか、気に喰わない!」そのものだった。
それはともかく、盗掘など山荒氏は申告通知しても埒が明かないから、古典的手法を用いる事にしたのである。神仏の中でも、お不動さんが煩悩諸悪から救ってくれると言うから、お札の裏には不動明王の真言を書いておいた。しばらくは真言を唱えて前を通る。
幼樹の出葉状態を確認していたら肉団子を調理している場面にであった。小生は肉団子より肉そのままが好みだけれど、文句はつけれない。蜂は25ミリ程度の小型だがスズメバチの仲間だろうか…。それはともかく、軟らかい新葉のサラダを食べていた幼虫も、自分が軟らかい肉団子になるとは思いもしなかっただろう。食物連鎖の現場は、何時見ても感動がある。
とは言え、小生や人様も食物連鎖の定型を日に三度は体現しているのに、こちらの感動は「美味しい!」や「ご馳走!」などでしかないのは侘しい。意識が欲の方に偏っている。
幼虫も大きなものではなかったが、二分割にして半分を運び去った。戻って残りの半分を運んだのかどうか、小生はファーブル先生でないから、待っていなかったし知らない。素朴な疑問だが、こういうのも「テークアウト」というのだろうか。