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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

金環食

2012-05-22 | 感じるままの回り道

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 天気予報では「雲が広がる」との事だったから、ピンホール法で金環食を撮影しようと思っていたのを断念し、準備も何もしなかった。食の時間帯は陽射しが戻ったり隠れたりで安定しなかったが、サングラス越しに金環食を見る事が出来た。我が人生最後の金環食だ。

 思い返せば上海まで行った「皆既日食」は雷雨の中で、その時に用意したサングラスがようやく役立ったのである。ケータイのレンズの前に置いて撮影したのだが、シャープさに欠け、乱視の様な画像となってしまった。カメラの条件を変えて撮影を試みても同じで、長らく引き出しの中にあるカメラは電池切れで使えない。

 何事も「準備が大事」でした。


AKBオオシマの逆襲

2012-05-21 | 小父のお隣さん

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 おじさんにだってAKBは身近なのだ。特に「オオシマ」は周知の仲なのである。引退も断絶も無い良好な関係だったと思っていた。ところがである。可愛い顔してオオシマも噛み付くことが判った。会友数人が証言してくれる。ビックリシター!。

 AKBつまり「あーっ怖いビックリ!」オオシマヘビだった。このサイズの蛇の接近遭遇は茶飯事なのだが、今日は会友がいたから撮影の好機とばかり、尻尾をつまんでぶら下げたら、長靴の絞り紐に食いついてしまった。「Hebvy、big離ー!」である。

 その上、蛇は尻尾を摘まめば自由を奪うことが出来ると、半世紀以上も信じて疑わなかったのに、自分の身体を支えにして手の先まで登って来た。腹が膨れていたから鼠でも入っていたのだろうが「もう駄目ぇーっ!」と接写前に放り出してしまった。あー怖かったビックリオオシマヘビ。

 やはりアイドルはアイドルとして「手を出してはいけない」高嶺の花のままで「良いのだ!」。60にして「則をこえてしまった」が、還暦を過ぎても学ぶことは沢山ある。生涯学習と言う。


棚田の補修

2012-05-21 | 月例会

2012/05/20(日)9:30~14:00

会員 12名

活動 午前:棚田の補修(畦塗り)

    午後:松くい虫被害樹の除伐検討

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 畦は一年立つと痩せて降雨時には越流してしまう事もある。特にこの冬は猪の掘り返し被害が大きく、高さも幅も減じてしまった。とりあえず補修を施したが、まだ手を入れる必要があり、残りは自主活動で、6月9日のボーイスカウトによる田植えまでに終了させねばならない。

 サンコウチョウが直ぐ傍でさえずるのが唯一の慰め、畦や堤の補修はきつい作業だ。


人知れず微笑まん

2012-05-21 | 小人閑居して憮然

Photo_3  ヤマユリ3株が盗掘された。今年も開花する株で採種用のヤマユリなのだ。何本かは残っているが今年は開花しない。表土も踏み荒らされていて、ここには一昨年播種した種がある。今年は発芽する年だったのに…。

 ご丁寧にも掘り取った穴は、別の土で平に埋めて枯れ草を被せてあった。そんな事をしても、一見して本数が足らない、異常は察知できるほど日々見ている場所だ。

 貴重種を繁殖させようとしても必ずこのような事態が起こる。防ぎようがないのは承知だけれど憤懣やるかたないのも事実なのだ。園芸店で球根一つ300円程度、タバコ1箱の値段を惜しんで盗掘する。

 何食わぬ顔で、市民顔して社会に戻っていくのだ。人物評は「優しい人です。良い人です」などがお約束だろう。我輩もそうである。


初産卵

2012-05-20 | 小父のお隣さん

Photo  棚田への途中、鞍部の溜池にモリアオガエルの卵塊があった。今年の初産卵である。駐車場周辺では未産卵だが、例年ここが一番早く産卵する。

 理由は定かではないが、ここの遺伝子が多少は早熟なのかも知れないし、人気のない場所だから、安心して産卵体勢に入るのかもしれない。

 どちらにしても小生の知力の限界外の事象である。それにしても、現在の水中には10mm程度のオタマジャクシが見られるのだが、ヒキガエルはとうに上陸しているし、種類の見当がつかないオタマジャクシだ。


オトシブミ

2012-05-20 | 小父のお隣さん

Photo_4  今年もオトシブミの季節がめぐって来た。このラブレターは恋人へではなく、愛し子のためである。けれど「変しい変しい新子様」とは書いてない…。

 新子には間違いないが、一般的にはわが子か愛し子と書くのだろう。このオトシブミの難点は、読まないうちに食べられて消えてしまうことなのだが、そこは親心、無事に大きくなって巣立ってくれれば「それでよいのだ!」。人も虫もみんなおーんなじである。

 しかし、「オトシブミ」と「オトシガミ」の間には雲泥の差が…いや、糞泥の差と言うべきか、がある。こんな風に言うと命名者には雷を落とされそうだ。「落としガミガミ」!


再萌芽の処理

2012-05-20 | 今日は真面目に

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 全伐した真竹林跡が再萌芽ラッシュである。長いのは腰の辺りまであるが、ようやく頭を覗かせたタケノコもあり、一斉萌芽と言うほどでも無い。すべて地下茎で繋がっており、その意味では一種一本に近いのだろうが遅速が見られるのは不思議だ。

 竹林に戻す理由はないし、顔面にも足元も危ないだけの存在になっているから刈り払った。既に植樹を済ませた区域だが、竹の切り株や根に刈り刃が当たってキックバックを度々起こす。タケノコも地際で刈り取らないと、つまづきの原因になってしまうから、このキックバックは想定内だけれども、往々にして植栽した幼樹まで反動で切断してしまう。

 今回も数本が犠牲になってしまった。大事な種類もあったのに、達成感なく作業終了の今日・・・。野鳥のさえずりだけが爽やかだった。


初物

2012-05-19 | 何よりの楽しみ

Photo_4  クワの実が熟し始め、今日は初物を口に出来た。周辺は総て自然実生樹だから樹によって個体差が大きく、葉の形、実成りの出来、美味しさなど個性があるが、初物は美味しかった。樹自体も初結実だが、まあ、美味しい部類に入るだろうから残すに足る一本だ。

 周辺の桑の木も大きくなって、そろそろ選抜・整姿をしなければならない時期になっている。昨年は怪我で実施できなかったが、実の時期が終わったら仕立て直しの剪定をしたい。

 実生樹を移植して育ててきたが、仕立て直しや選抜除伐等すると、また行政に匿名のクレームが上がるのだろう。世間は狭い。

 


旬のイチゴ

2012-05-19 | 何よりの楽しみ

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 クサイチゴかバライチゴか未だに判別できないのだが、要は「毒か食用になるか」どうかさえ知っていれば良いから、図鑑と照らし合わせて確定などしないのだ。小生も、このような場面では「植生としてみないで食性として見る」傾向が顕著に出る。他人の事をとやかく言えない。

 言い訳をすれば、「地下茎で増えるし、果実を採るだけ」なので、繁殖には差し支えないし、当然、衰退に手を貸しているわけでも無い。草刈りをしながら一画を刈り残して、次に口にする楽しみを思うのだけれど、さて「後どのくらい?」だか、神仏のみが知る…。


ジャコウアゲハ孵化

2012-05-19 | 小父のお隣さん

Photo_3  庭のウマノスズクサに食痕と糞が見えたので覗くとジャコウアゲハの幼虫がいた。まだ体長10mmもない。

 孵化して一週間程度は経過しているだろう。親蝶は飛翔していたのは見ているが産卵までは見なかった。

 庭のウマノスズクサは自然実生で繁殖し、今では10本くらい蔓を伸ばしている。総てに幼虫がつくわけでも無いけれど、どういう訳か「葉を食べつくす」傾向のある幼虫なのである。葉のない蔓に悄然?としがみついている個体をよく見かける。親切にも引越しさせてやるような行いはしていないが、時折は近くの蔓に移動しているのも見かける。

 たかだか50cmでも被地植物を乗り越え通り抜けるのだから、アフリカやアマゾンを踏破するくらいの努力なのだろう。ご苦労様である。逞しく育って欲しい。


群落保護

2012-05-19 | 小父のお隣さん

Photo_2  ショウジョウバカマが拠点小屋近くに数株あったのを、柵を回して保護してきたら少しずつ増えてきて、今では半畳くらいの面積を蔽うくらいの株数になっている。

 今年は採種して播種した事もあり、柵も朽ちてきたので更新を図り、ついでに柵を回す面積を倍増した。種からだと開花まで何年を要するか知らないけれど、広げた部分は環境的にも良くなっていくはずだ、と勝手に思ってる勝手連である。


ハンショウヅル

2012-05-18 | 感じるままの回り道

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 林道脇の林縁部にハンショウヅルの花が見えた。本来なら蔓を立ち上げて、その先に着花するのだが、蔓を伸ばす暇もなく刈り払われるから、地上に近いところで咲いた。

 見上げる花でなく、見下げる花になってしまい哀れこの上ない。本当に「この上に無い」のである。まさしく「半生蔓」になってしまった。

 林縁部の裾群落、袖群落の重要性は「いろは」だと思うのだけれど、活動圏外であるため歯がゆいかぎりなのだが、上品な小生は間違っても「チクショウ」等と言ってつるむ事はしない。


利に放りて行えば怨多し

2012-05-18 | 性向有毒の翁なれば

Photo  盗掘の被害にたまりかね、少しでも被害を減らしたいから神仏に委ねることにした。

 盗掘とは異なるが、保護や保全、あるいは保育園・幼稚園の活動に供するためのロープ張りや看板などは匿名の苦情として行政に上がる。いわゆる「クレーマー」なのだが、小生は、たまたま本人が通報をした事を立ち話の中で話ししたので「こいつか…!」と、噂の当人を現認出来たのが2名いる。

 この2名に共通していた思考は、一見「公共のため」の装いをしているが、本質は自己中だ。「俺ができないじゃあないか、気に喰わない!」そのものだった。

 それはともかく、盗掘など山荒氏は申告通知しても埒が明かないから、古典的手法を用いる事にしたのである。神仏の中でも、お不動さんが煩悩諸悪から救ってくれると言うから、お札の裏には不動明王の真言を書いておいた。しばらくは真言を唱えて前を通る。


美味しい肉団子

2012-05-17 | 小父のお隣さん

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 幼樹の出葉状態を確認していたら肉団子を調理している場面にであった。小生は肉団子より肉そのままが好みだけれど、文句はつけれない。蜂は25ミリ程度の小型だがスズメバチの仲間だろうか…。それはともかく、軟らかい新葉のサラダを食べていた幼虫も、自分が軟らかい肉団子になるとは思いもしなかっただろう。食物連鎖の現場は、何時見ても感動がある。

 とは言え、小生や人様も食物連鎖の定型を日に三度は体現しているのに、こちらの感動は「美味しい!」や「ご馳走!」などでしかないのは侘しい。意識が欲の方に偏っている。

 幼虫も大きなものではなかったが、二分割にして半分を運び去った。戻って残りの半分を運んだのかどうか、小生はファーブル先生でないから、待っていなかったし知らない。素朴な疑問だが、こういうのも「テークアウト」というのだろうか。


ショウジョウバカマ結実

2012-05-17 | 小父のお隣さん

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 拠点のショウジョウバカマが種子を散らし始めた。初めて手にとって見たが微細な種子で、容易に吹き飛ばされていく。株の半数は種子が散った後だったけれど、残った種子を手にとって、まだ株のない周囲に播種した。どの程度発芽するか不明だが、少しでも群落が広がれば嬉しい。

 ロゼット状の葉先にも子が付くと聞いたのだが、見当たらなかった。接地していないと駄目なのか…。