水路を蔽っていたスゲやイタドリを刈り払い、そのままにしていたのだが出水で流されなかったから、熊手とフォークで清掃する羽目になった。横着はいけない。
水面が覆われているとカワトンボやイトトンボの生息に支障が出て、何よりも産卵できる環境ではなくなってしまうからだ。熊手で掻き集めフォークで取り除いたら、ようやく水面が現れカワトンボが集まってきた。羽根の茶色のオスが多かったが連結飛行を始めたカップルも出た。
たかだか長さにして10m超の水路だけれど、このトンボ達には子孫を委ねる大切な水系になった。築いてしまった小生には責任の一端はあるから、増えた個体と種類を減らさないよう手を入れるが、あちこちで芋蔓式に、必要なちょっとした作業が増えていく。
百姓と言う語源の由来が解る気がする。