空き家になっている知人の実家の庭からフキを度々運んでは植えつけている。降雨を見越して掘り取って植えつけるから、一度にはとても出来ない。
泥水地や食草園内に数株のフキを植えつけてあるが、植生として渾然一体で見てくれず、「食性」とでしか見ない輩が絶えないから「荒らされる」。だから結実して種子を放出するまでには至らない。
それならばと道具小屋周辺の適地に植えつけて繁殖のための群落を形成させようと考えた。今日は栗の木とフイジョアの下にある半日陰に植え込んだ。ここにはシャガとミョウガが混在しているがフキにも適地だろう。
刈り払い機で刈り払って先住の根茎の除去はしないで植えた。適者生存に委ねたいのが、せめてもの「植生」へのこだわりなのだ。「フキ畑」でなく「フキ群落」にしたいのだげれど、こう言う思考を「方便」と言うのだろうが、方便を駆使しなければならないほど里山は荒れている。