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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

サンコウチョウ鳴く

2012-05-16 | 小父のお隣さん

Photo  サンコウチョウが鳴いた。初鳴きであるが少なくとも三羽が鳴き競っていた。

 やはり初鳴きは、いかにも「練習を始めました」風情で、聞きなしでは「ツキヒボシ、ホイホイホイ」と記憶するが、「ツキヒホイホイ」とか「ホイホイホイ」とか、全フレーズを唄えない。

 それでも周囲の林内からキビタキと競うように鳴くさえずりを聞いていると、初夏を感じる。例年と異なるのは、拠点小屋付近の木立の中からも鳴いていた事だ。「こんなに近くに来るなんて!」と少し信じられない。


三すじか美すじ?

2012-05-16 | 小父のお隣さん

Photo_2  ミスジチョウに出合った。郷里での記憶は無いから、このフイールドが出会いの場なのだが、当初は気にも留めない地味な蝶と思っていた。

 何時ごろか、この蝶を「美しい」と感じる様になったのは。丁度、白黒の映像からカラーに替わり、カラーを知ることで白黒の美しさを改めて知った…そんな気分なのである。

 名前の「ミスジチョウ」は、おそらく「三筋」を当てたのだろうが、小生的には「美筋」の漢字を当てたい蝶になってしまった。


植生とは言えない

2012-05-16 | 今日は真面目に

Photo_6  空き家になっている知人の実家の庭からフキを度々運んでは植えつけている。降雨を見越して掘り取って植えつけるから、一度にはとても出来ない。

 泥水地や食草園内に数株のフキを植えつけてあるが、植生として渾然一体で見てくれず、「食性」とでしか見ない輩が絶えないから「荒らされる」。だから結実して種子を放出するまでには至らない。

 それならばと道具小屋周辺の適地に植えつけて繁殖のための群落を形成させようと考えた。今日は栗の木とフイジョアの下にある半日陰に植え込んだ。ここにはシャガとミョウガが混在しているがフキにも適地だろう。

 刈り払い機で刈り払って先住の根茎の除去はしないで植えた。適者生存に委ねたいのが、せめてもの「植生」へのこだわりなのだ。「フキ畑」でなく「フキ群落」にしたいのだげれど、こう言う思考を「方便」と言うのだろうが、方便を駆使しなければならないほど里山は荒れている。