トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

来た風邪鼓動の乾打音

2009-02-04 | 花の下に長居

Sn3d0424 『春立ぬ梅の便りは加賀の国水戸の梅林まだ雪の原』

『熱帯びて鼓動上がるは易きこと風邪の熱でも思案の脈も』

『少年と思いし胸の疼きかな耳従わず法は霞みて』

『阿羅漢に思春の情はあるまじとたどりて知りぬ尻の青さよ』


はや立春 春の花

2009-02-03 | 感じるままの回り道

Sn3d0491 『陰の谷鼻水すすり袖拭けばテラテラ光る童のあの日』

『言葉無く森の作業で今日も暮れ脳裏は日長無声の映画』

『我思うゆえに我為す山仕事企画に技能身体も時も』

『闇の中句節浮かべば枕灯寝て書き留めば肩凝りで覚め』

「老人の一日は長く 一年は短い」なんて句があったように記憶している

正月を済ましたばかりと思っていたのに もう立春だ

梅便りは とうに聞いたが春の実感はしない 足元の風景に春の実感がある

タンポポは株に数輪の花を数えるまでになったが それより小さい「オオイヌノフグリ」がお気に入りだ 「春だなあ」としゃがんで見入ってしまう

まだ花も小さく数も少ないが 咲き乱れる群落に出会うとなんとも言えない

しかし名前をつけた人は風流のかけらもない ひどいやつだ・・・と思っている


苦役で快楽

2009-02-02 | 今日は真面目に

『竹曳けば疼く痛みに手を当てる下萌えぬ間に我が膝燃える』

『床入ればジンジン騒ぐ両膝のうるさきに負け湿布して寝ぬ』

『膏薬を両膝貼ってサポーター腰痛ベルト離せぬこの身』

『目に青葉山ほととぎすその日まで育つか山よ保つか身体』

立春を前にして雨の日が続いた 晴れても一両日中くらいは滑りやすい

特に竹や切り離した竹の枝の重なっているところは滑る

アッと思った時は倒れているくらい瞬間の出来事の時が多い

それだけ反射神経も衰えたと言うことかもしれない

この不順な空模様で骨休めは出来たが退屈も十二分に味わった


京も波浪day

2009-02-01 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Sn3d0430『財官の民に対する誠とは徳治にあらず特需が全て』

『基本的生存権も絵空事学びも家も仕事もなき地』

『屋根も無き民の溢るる年の瀬に官舎出先の新築多数』

『偽政者が寄る辺と頼る世間虚仮王道を行く独りも居らず』