トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

丸太の巣房「Bee ハウス」

2022-08-20 | 小父のお隣さん
 今期初めに大層意気込んでBee ホテル2棟と蜂満荘2棟を作り地元企業敷地内とトンボ池横に設置したのだが今のところ使用する気配がない。どういう理由なのか知る由もないのだがおしなべて「新築物件」への入居が悪いのだ。その上、小生期待の「セレブ物件」としての新築丸太一本建てマンションは蜂よりアリ様好みの様で房内へ土の細粒を運んだりしておる。全く持って「アリャー!」と言うしかない顛末になった。

 「新築物件は使用したがらない」傾向は承知で「蜂満総社」の松ポックリを外した空間に竹の稈を詰めた部分も利用せず西隣りの旧来の稈には入居者が群れているのだ。
 ゆえに今期、これから新たな「bee ホテル」を設置したとしても入居の見通しは無いのだが「風化」の助けが必要な事なので来季の入居募集用にこの夏に新設する事にした。既設のBee ホテルは撤去する予定はないものの、同じ丸太材でもクラシカルな伝統的な丸太の木口に孔を開け巣房とするタイプにする。

 その材は春に夜間演劇祭で使った丸太椅子のリサイクルで賄えば容易なので至近の場所からマキ材の丸太を調達して長さを30cmとやや短くし自宅まで搬入し易くし皮も剝いたのだ。巣房は木口両端に穿孔せず片側だけでである。経験値から日照のある方向のみ利用して日陰の方向は利用しないのが明確だったからに他ならない。
 自宅で加工するのは電気ドリルでの穿孔作業に時間が必要なのであって、拠点道具小屋でも発電機で電ドル作業は可能なのだが一回では終わりそうも無いし、発電機より電灯線から電力を得た方がパワーがあり電気ドリルに負荷が少なく作業が楽である。

 この日、朝から台風の影響で降ったり止んだりと安定しない。そうだろうと暇つぶしに自宅持ち込み作業としたけれどベランダ下の雨宿りでは雨脚が強くなれば飛沫で濡れそぼる。その度にリビングに引っ込み雨宿り。そんな切れ切れの作業でもお八つの時間には何とか終了したのだった。
 ドリルの長さは160mmの10φを使用した。この長さになると数回は引き抜いて切り屑を排出しないと中で圧縮されドリルを引き抜く事も出来なくなる。切り粉を排出させつつ、ひとつ穿孔するたびに木口に溜まった切り粉を箒で払落しまた穴開けする事の繰り返しだ。一面完了させるのに1時間を要して都合2時間の作業と計算上はなるけれど雨脚による中断と押し込む掌の痛みでしばしば休息で3~4時間は要した格好だ。
 それでも木工ドリルを使用した事で穿孔は深く出来たのだ。金工ドリルではこの半分強の深さでしかない。これで雨が止めば据え付けが可能になったが翌日は台風の上陸予報だし、早くても台風通過後の晴れ間になる。

 ➡ 

 丸太の積み上げだけで済まそうかとも思ったけれどベニア板があったから片流れの屋根を付けた。最初は切妻にするつもりだったものの「簡単」にした手抜き作業である。隣りの蜂満神社は梁材で作ったが最初の作でもあり腐食が目立つようになったので数年のうちにはこの丸太ハウスにとってかわるだろう。
 再記になるが経験値から新設だと巣房として利用しない確率が高いので今期は劣化させる期間である。

この記事についてブログを書く
« トンボ池の減水 | トップ | *お返しは心を込めて熨斗つけて »
最新の画像もっと見る

小父のお隣さん」カテゴリの最新記事