トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

生存確認をした…

2020-10-03 | 小父のお隣さん
 ようやく涼しくなって就寝時も毛布では寒く中秋の名月から掛け布団にした。産卵母貝はフイールド上の池に避暑に出してあるが越冬させるにあたり余裕をもって自宅に迎えねばならないし、放流したクチボソの生存確認もする必要がある。同じ池の中なので同時に行うわけにもいかず、最初はクチボソの生存確認を兼ねて繁殖も確認しなければならない。

 クチボソは5月9日に地元企業内の池に生息している在来種をS先生の伝手で27匹導入する事が出来た。8月7日に生存確認と繁殖確認を行ったものの放流と同じ27匹で繁殖しているかどうか判明しなかった。そこで今回は捕獲器を二つにして行った結果、45匹を数えることが出来た。これで「繁殖成功」は間違いない。産卵場所となる石や沈木のない上の池で繁殖するか危ぶんでいたのだが林道のコンクリート擁壁にでも産卵したのだろう。まずは目出度しでカワセミ様も祝着至極であろうぞ。
 今回の確認に先立つ事半月、水域内の抜去除草中に根塊に入っていた魚体2匹を見出した。間違いなく流下魚で下がれば遡上は出来ない環境だから、これを含めると47匹を数える。他にも流下魚が生息できる好環境、滝つぼなどがあるから50匹超えもありうる事態だ。

 産卵母貝のマツカサ貝は14体、7月28日に生簀に入れたものの一体を失った。マシジミは変わりなかった。泥土の池なので、これも危ぶんでいたのだが水温は庭の池のように30度超え何て事にはならないし、アオミドロの繁茂で窒息を心配したものの大丈夫だった。引き上げた個体を眺めると外殻が高くなったような気がしたが、避暑で投入した時は扁平な外殻に思えても2カ月程度でそうそう太りはしないだろう、気のせいか。
 引き上げて生簀内の分布を観たら外周に集まっていた。これは水の停滞を嫌い、酸素と採餌をするための必要だったのだとは理解が出来る。

 生簀の環境 ➡   生簀内の状態 ➡   結果は大安心

 マツカサ貝は庭の池に戻しマシジミは上の池に置いてきた。泥の層が膝まで達するほど堆積沈殿してきた池になってしまったので、折に触れ水位を上げるためにオーバーフロー部の設えを高くしてきたが、それも「いつまで続くぬかるみぞ…」と言う感じである。これもエントロピーの増大の結果と言え、いつかは負けて破綻する。

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