トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ここで産卵しなくても・・・

2024-06-04 | 小父のお隣さん

 モリアオガエルの産卵期である。水域の樹上にはあちこち散らばって卵塊が散見されるのだが「散見」の言葉通り、水域を造成拡大してからは産卵区域が広がって季節のニュースで報じられるような卵塊満艦飾の樹は無くなったのが少々寂しい。とは言え広範囲にオタマジャクシが発生する事はリスクを軽減する事にもなるから喜ばしい事でもある。

 「しかし何だなあ…」と思わざるを得ない場所に産卵していたのを今日、発見した。水域の手入をしていれば樹上だけでなく草叢の中の卵塊などごく普通に遭遇するので「モリアオガエルは樹上に産卵する」なんて表現は正しくない事は分かっていても「産卵した樹上が正しかったか…」と思わざるを得ないケースもあるのだった。今日、新たに見出した卵塊はまさしくそれに該当する場所で、それも「ポツンと一卵塊」では無く「まとまって三卵塊」もあったのだった。

 エノキ林の林床に設置したタカネトンボ産卵用の大型バッドの真上にその卵塊はあったのだが水面面積畳1枚分にも満たないバッドの上、二階屋の庇程度の高さに産んであった。まるで小さなプールに高飛び込みさせたいような環境なのである。他に水域や樹木が無いで無し、よりによってこんな場所を選ぶなんてボヤキたくなる孤爺なのであった。重力に逆らわなければ水面に落ちてくれる範囲である事は小生も確認してきたのだが何よりも食料不足が心配なのである。

 水槽の中には落ち葉の堆積が進んでいるから食べ物には困らないと思いつつ水質悪化が心配の種になってきた。基本的には手を加えない方針なのでほぼ放置するけれどひとつだけ確かな事はモリアオガエルのオタマジャクシの確認が可能な事だろうか。そのオタマジャクシなのだが直ぐに連想してしまう女優と言うかタレントと言うべきか小生にとっては初めて関心を持った人物をドラマで楽しんでいる。顔が出るたびに「オタマ顔、かわゆい!」と年甲斐も無くアゲアゲしてしまう。一般的には「オタマジャクシの顔を連想する」なんて言われたら侮辱も甚だしいと言える事ぐらい耄碌していても理解はしているがオタマジャクシの顔に見えてしまうほど可愛いのだからしょうが無いのだ・・・。ホント、孤爺である事よ!。