トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

,こんなところにポツンと卵塊

2024-06-28 | 小父のお隣さん

 棚田部の温水田中ほど、植生の中にモリアオガエルの卵塊が見えた。6月も後半になると鳴き声はまだ聞こえるけれど卵塊を見るのは稀になる。普通は樹上に観る卵塊だが低い草本の繁った中にも結構な割合で産卵する。しかし経験値から思う事は樹上より低い草本の中に産み付けられる割合が多くなってきた傾向も感じられるのである。

 もとより「感じ」であってカウントして比率まで比べた訳では無いので不正確極まりない言い方である事は承知だけれど水域を構成してモリアオガエルが復活してきた当時と比べると卵塊の数の増加はほぼ無いのにも関わらず低い位置での産卵が目立つ、とは言って良いだろう。これも温暖化対策の表れなのかどうか、確かに水面近くでは湿度も高くなるだろうし気温も低めに安定するだろうから泡に包まれた卵たちの乾燥防止には役立つはずだ。