トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「キイトトンボ出た!」

2024-06-01 | 小父のお隣さん

 泥浚いの後、何気に立ち寄ったトンボ池でキイトトンボの初見となった。幸せも不幸せも邂逅も別れも何時も思わぬ時に出会うのが人生であろう。自宅で記録を見れば早い時は5月の中頃、遅ければ6月の中頃と初見の時期は1カ月も異なるのだった。早い遅いの条件を推理した事も妄想した事も無いけれどまあ、相手次第のフイールドの生物暦ではある。

 キイトトンボもイトトンボと名付けられているから細いには細いのだけれど、ツイツイと飛翔する様子が何とも面白い。一定速度で飛翔するようにはとても見えないのだが、勘ぐれば草叢の中が好適地のように見えるのでスーと飛ぶような訳にはいかないのは理解できる。飛行コースは障害物が林立、いいえ草立しているのだからけだし当然と思っているのかもしれない。

     


漏水孔潰し

2024-06-01 | 水辺環境の保全

 沈泥と出水時の分水放流路を兼ねた泥水池への配水管の下は土嚢を積み上げて堤を作り泥土を盛り上げ盛り上げしてようやく平坦地に出来た部分なのだが基礎が土嚢の積み上げで出来ている結果、どうしても土嚢の隙間にカニやイモリが住み着き漏水の遠因になってしまう。今を去る事二昔も前の一帯は背丈ほどもあるV字侵食溝が何本も走っており、これを土嚢で堰き止め土を運んで水域造成した過去がある。で、その結果は土嚢部分からの漏水が止まない様になってしまった。一旦は大きく掘り返し基盤から再構築すれば漏水撲滅にはなるものの、既にそんな体力も気力も無く手当てに駆けずり回っているだけで青息吐息なのであって桃色吐息は初夏の桃でも食べなければ期待薄である。

 さてさてこの日も前日に100mmほどの降雨があったから何をさておいても水見回りをした。案の定、拳骨が入るほどの漏水孔が二カ所現れている。ご丁寧にもモグラ様がトンネルを近くに作っており、「ハハン!、モグラ様も漏水孔の支援者」と理解できたのだった。まあ、理解は進んでも漏水孔は広がる一方で何んの助けにもならず、粛々と漏水孔を追い掘りしてその後を胴突きで突き固めるしかない。

       

 今回も所定の手当てを行ったのだが肝心の胴突きの腐食が進み、あまり効果が無くなってきた。突き面が平らなら鎮圧効果も上がるのだが角が腐食してドーム状になった形状では突き固められる面積は減る一方なのだ。それでも「無いよりはまし」なので使ったけれど、おっつけ新調をせねばならないだろう。