トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カラフルヨシノボリ!

2017-06-25 | 小父のお隣さん
 自宅の池をシェアさせる相手を選ぶのに多少の思慮分別が必要で、肉食のヨシノボリは避けていたのだが、今回は三匹同居させる事にした。
 
 理由は二点あって、一番は「二枚貝の繁殖に必要なエラの導入」、二番は「増えるモエビの掃除役」なのだ。肉食のヨシノボリはドジョウやメダカ、タナゴ、はてまた稚貝まで食い尽くさず、モエビを第一選択肢として捕食してくれるだろうとの希望的観測である。

 二枚貝幼生の寄生主としてドジョウとメダカを用意していたのだが、ヨシノボリが忘れがたく、ついに捕獲に出向いたのだ。同じ水系だから問題もないだろう。
 生息地点の浅瀬をガサガサし十匹ほど捕獲したのだが、えり分ける時にヒレのカラフルな個体が三匹いる事に気が付き、この三匹を持ち帰り池に入れた。
 周囲の色調にあわせ体色を変えるので、映える体色と背景を用意したかったが、池への投入を急いだため雑な写真になった。

 ヨシノボリは郷里にはいなかったし、小生は紛れもなくオノボリサンで、まして当地で姿を見たのは昨年で、このようなカラフルヨシノボリは普通に存在するかどうか承知していないのだ。
 それでもカラフルヨシノボリを飼育する事になって、水槽の様に鑑賞は出来なくても、数が増えて観賞魚として「ヨシヨシ大儲け」なんて妄想は夢見る事が出来るのだ。
 ちなみに着色部は背びれ、胸びれ、腹びれ、尾びれの先端部分が青黄赤系統で、虹をイメージさせられる。水槽での飼育はきっと美しいと思えるデザインだ。

 ここで気が付いたのは、貝の幼生寄生主としての「オランダシシガシラ」二匹が行方不明になっている事である。臆病で物陰から出てこず冬を越したまでは確認しているが、沈木の下にもいないのである。池には転落防止も兼ねネットを被せてあるからサギは降りれない。命尽きれば亡骸くらいは目に出来るだろうし、結局は誰かが持ち去ったのかもしれない。タモ網は横にあるから捕獲は容易である。用意周到必要なし…。

  こんな色彩   背びれ    別個体の背びれ

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