トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ホダ木用に間引き伐採

2024-02-28 | 今日は真面目に

 代表が「ホダ木用にクヌギが欲しい」との事なので、そろそろ御腰様のご機嫌も麗しゅう思えたので間引きを兼ねて二本伐採する事にした。最初の一本は隣接するズミに覆いかぶさるように枝を広げてしまって、以前に双幹だった一方を除伐したのだが空間が明けば枝の延ばすのは生理で道理であって元の木阿弥になっていたのだった。そこで今回の伐採でズミの東側空間が開けたので今期のズミの成長が望まれる。ズミの樹は数本植栽してあり、もともとは蜜源花粉供給用樹のつもりだったけれど混成するタイプではなさそうで成長が悪く十年以上は経過しているのに開花さえしていない。他のズミに比べれば成長が一番よろしい株なので今期は無理だとしても来期には開花してくれるかも知れない。リンゴの花に似た花を満艦飾で咲き誇る姿を見てみたいし春先の蜜源としても提供したいものである。

 伐採するこのクヌギを重心方向に倒せば掛かり木必至で、そうなると一日掛かりで危険な処理作業を行わなばならない。だから「転ばぬ先の杖」ならぬ「掛からぬ先にチルホール」と牽引器とくさびで伐倒方向を強制したのだが広がった枝の一部が百日紅を損傷してしまった。まあ、主幹は無事だったので良しとせねばなるまい。通路を塞ぐ上部だけ排除してここは終了する。残りの作業は会員任せだ。

 二本目はイチョウのために空間を開けたくての除伐である。ここも重心の赴くままに伐採するとモミジやトチノキを傷つける可能性が高く中抜きになるので掛かり木の危険もある。ここでもチルホールで誘導し伐倒方向を決めたのだが落葉樹は上部で枝を展開しているのでキハダに掛かってしまった。幹を回転させる訳にもいかず、幹元を引いて落すには距離が不足して、結局は「やってはいけない処理」の「元玉切り」を二回行ってキハダに掛かった上半分をほぼ垂直にまで姿勢を直した。これで漸くチルホールで幹元を引けば落ちてくれるのだ。

 この樹も落ちながらずれて通路を塞ぐように倒れてしまったが枝払いと集積だけ行えば残りは活動日に会員たちが片付けるので小生の任務はこれで終わりだ。曇天だったとは言え、発汗してしまう作業だった。我が御腰様はご機嫌よろしかったから祝着至極であったわい。

     


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