トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「とどのつまりはG級グルメ⁉」

2021-08-19 | 勢子、雨毒に侵されて呻く
 梅雨の長雨とは異なりお盆の長雨だと庭の野草の伸び方が素晴らしい。八月初めに除草しておいたのに踏み石が隠れるほどの勢いで広がってしまった。草取りしたくても雨模様では叶わず、成すがままの伸び放題だ。
 挽き臼を再生したのでこの長雨でステイホーム中は玄米パンを作って食べていたものの、次々と試みたい邪悪な思いが沸き上がり、今のところは止まるところを知らない。と言ってみても晴れればフイールド直行の身なので「雨降りお憑きさん」による執着なのである。

 糀のパンはどんなになるのか確かめたくて暇つぶしをする。ひつまぶしは高級食材を使うから本質的に似て非なるものだ。前回の残りの玄米粉が100g余っていて、これに乾燥糀100gを加え200gの混合粉を用意した。用意した材料は、
             糀と玄米の混合粉   200g
             蘇(牛乳1ℓ分)    パン生地程度の固さで用いる
             ドライイースト      3g
             豆乳ヨーグルト    適量(パン生地の固さを、これで調整する)
                塩       小さじ1
                砂糖      大さじ2
             打ち粉用混合粉    大さじ1 

 今回はこの自慰級レシピで行ってみる。蘇は濃厚さを出すための試みで豆乳ヨーグルトは固さ調整の水代わりである。パン全体の滋養分を高めたいと言う狙いもあった。
 作り方はネット上のレシピ集に頼らず「村上祥子の電子レンジ焼き立てパン 最新レシピ70」に由った。ネット情報は多々あり過ぎて玉石混交、性分に合わない。
 どう作っても、どこを拾っても大同小異でしかなく、やはり活字になっている書籍が安心だ。小生の作る料理は「シーシー」と爪楊枝を使う程度の料理なので「C級グルメ」などとほざいてみたものの、冷徹に分析すれば「爺級グルメ」であって、さらに突っ込みを入れれば「自慰級レシピグルメ」ともいえる。結局はネットのレシピ集と大同小異になってしまった。
 まあ、お釈迦様の掌で遊ばしてもらう孫悟空みたいなものなのだろう。寝入る前に作り方を読み翌日の製パンの糧とする。

    蘇を作る  ➡   糀の製粉  ➡    220gほどの混合粉

  二日目、材料を並べてからパン作りに入る。蘇は冷蔵庫に入れたため固くなってしまい豆乳ヨーグルトと一緒に潰して使う羽目になった。豆乳ヨーグルトは水分量調整が役目でもあるから撹拌しながら少しづつ入れ込む。固さの見当がなかなかつかず「これくらいか⁉」と思った固さも少々垂れ気味になり軟らかかったのが判明。既に粉は無く強力粉はあったものの「グルテン無し」の感触を得たいからそのままにした。
 二次発酵が終わりレンジで焼き始めたのだが意外に膨らんだように思えたが、焼き上がって切ってみると内部はさほどでもなかった。糀粉や蘇が入ったことで膨らみにくくなったようにも思える。ただ経験値がないから比較するすべもなく、やはり小麦粉で製パンしてみる必要がある、と思えたのが収穫と言えば収穫。
        二次発酵終わり  ➡   成型  ➡   焼き上がり

 焼き上がって丁度お昼時。パン食系ではないけれど確認の試食は必須なので昼食用にセットしてみた。焼き上がりのパン一個はブルーベリージャムを塗って食べる。
 付け合わせは「昆布茶顆粒入り粕漬け」としていたキュウリと人参、それに庭のリンゴ「紅玉」である。リンゴの粕漬けは失敗、生食の方が絶対美味しい。紅玉の摘果した物をピクルスにしたり塩昆布漬けにしてみたことがあるけれど生食には遠く及ばなかった。
 少しばかり踏ん張ってレシピを変え作った玄米パンだったけれど、糀混合の結果なのか今までより膨張が悪くモッチリ感がましてパンの感じが薄れたような食感になった。蘇も蘇単品の旨さを得たくて配合したのだけれど、美味しさの寄与には役立つ事も無くモッチリネッチリの方向へ誘ってしまったようだ。雨続きにも飽きたけれどパン食にも飽きがき始めた。
            今はもう飽き 猫も跨ぐパン 
            知らん顔して 食べ続けてみても
            私は忘れない 我に約束したから
            不味くても不味くても 捨てはしないと     「誰もいない海」替え詩

      爺級グルメ⁉

            晴れよこい 早く来い
            弱り始めた爺さんが
            赤いマスクをちょっとつけて
            お山へ出たいと 与太ってる          「春よ来い」替え詩
            

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