トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

心配の種・・・2

2023-06-11 | 小父のお隣さん
 カワセミが巣穴を造ったのが3月下旬だった。産卵・育雛するにしても素人考えでも巣作りの場所が危険すぎるのだがどうする事も出来ず、たまたま見回りで発見したから撮影はしたもののそれ以来敢て近寄る事もしなかった。親鳥の近況からして育雛しているとも思えなかったのだがあれから2カ月が経過して「育雛していたならそろそろ巣立っているのではないか⁉」と思えるようになったものの産卵・育雛・巣立ちの時間経過が分からない。

 それでも遠目には巣穴の周囲が白く見えるようになって「もしかしたら糞だろうか⁉」の疑問が湧いてくる。台風2号の350mm超の豪雨の後、見回りせずにはいられず久しぶりに巡回路を辿ったのだが親鳥の姿は無し。そこでチャッチャッと1枚撮影して遠ざかったのだった。
 撮影した画像を子細に見れば巣穴の入り口付近にある物体はウズラの卵程度に見えたのだが卵殻以外に判断できない代物だ。はたして卵殻なのかキノコなのか確かめる行動はまだタブーなので双眼鏡頼みになってくる。6月初旬に育雛する頃合いなのかどうかこれから調べてみるものの孵化なら孵化で心配の種がまた増えた。
 心配の種は尽きまじ、とは言え既に頭髪の抜ける心配はない成熟具合の小生ではあるが妄想と言う怪物は涸れる事が無いようで我が人生「業」に満ち満ちている道である。

 この期間、抱卵・育雛していると仮定したら親鳥の姿を見ないのも不思議だったのだが、たまたま断水復旧の作業の折り狭い水路を低く飛翔する姿を見て納得した。「そうか、可能な限り存在を隠しているんだ!」親心は「育てる」一点で注意万端・隠密行動なのだった…。採餌行動でさえフイールドではとんと見なくなっているのだ。

泥水池1の泥浚い

2023-06-11 | 水辺環境の保全
 浅くなってカルガモが歩く泥水池に成り下がってしまった。ヤゴやカエルの繁殖には差し支えないけれどカワセミの採餌場所にするには水深が足りない。この浅さではドジョウ以外は生息不可能になる。
 水域の植生調節、早い話が葦抜きとカサスゲ・チゴザサ抜去が主なのだが大方が片付いたから泥浚いに入った。ひとつの池と言えど全周から泥浚い出来る環境では無いのでとりあえずの面積は半分にも足りないけれど、それでも実施しないよりなんぼかましなのである。

 中央部はチゴザサのコロニーを泥付きのまま排除したから少しだけ泥浚いに役だったはずだ。池を造設した当時は水深はあったが泥の層が無くて水域の除草時には泥を洗い落としての除草だったけれど今では出来るだけ泥付きで陸に上げる。結果的に労働強度が強くなって高齢化と反比例して来た。我が人生と言えどままになる訳でもないのだった。
 泥上げを初めたけれど事前の策でカサスゲを刈り払っておいたのだがやはり園外搬出しておかないと邪魔になる。刈り草の上に泥を重ねれば秋口以降に威之志士様の跋扈蹂躙を熱烈誘致する事になるからだ。

 ホント、芋蔓式に次の作業が露わになる現実、余裕で「片腹痛いわい」なんてほざくどころか肩腰痛くて呻きたい。足腰湿布が欠かせない。高齢者は姥捨て山に遺棄されてからもいたぶられるのであった。痛いはずであるが居たくもない認識もある作業…納得!。