トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「なんじゃあこれ…」

2023-06-10 | 小父のお隣さん
 トンボ池脇の草地で見つけたトンボは「初記録種か?初見か?」と思いつつストーカー行為をしてしまい遂には無断撮影まで行ったいけない孤爺なのだった。
 「ショウジョウトンボのメスかな?」程度の認識はあったものの周囲の個体と見比べると色合いが何となく濃いのだった。故に「初記録」の疑いも捨てきれず、かといって背中中央部の白線をみれば「ショウジョウかぁ~」も捨てきれず、とにもかくにも撮影したのだった。

 自宅でPC画像を見ていたら左後翅の付け根付近になのやら物体が見えるのだ。見ようによっては瘤にも見えるのだが本来薄い翅の組織に瘤など出来るのだろうかとの疑問も湧くしヤゴの時点での付属物であれば羽化は不可能だったはずだ。結局は「正体不明」の「UFO…写しても不可解なおいら」であった。こう言う出来事は老いらくの故意と言うにはあまりにも出来過ぎでなーんも分からない元の木阿弥。郷里では「結局は丹兵衛どん!」と言っていたように記憶するのだが、まあ、ショウジョウトンボのメスとして老いらくでの結論を出したのだった。

        

第二分水池の漏水防止作業

2023-06-10 | 水辺環境の保全
 泥水池に水を落す導水管は機能しているのだが堤の下からの漏水が止まなくてスコップを探り入れられるほどの空洞が出来てしまった。ここを流れる流入部が長いあいだ判らず堤の縦断面にトレンチを掘って露わにしてから鎮圧埋め戻し作業が必要と認識しているものの掘り上げる土の量は結構な量で泥水池の泥上げも行わなければならない現状では手つかずが続く。

 この日泥水池1の落水部、これは漏水の出口と並んでいるのだが泥浚いをしていたら漏水量が多くなっている。そこで泥浚いを中断して分水池の喫水線を手探りで探したら草や枯葉に覆われて視認し難い漏水孔が五つも並んでいるではないか。これでは漏水洞窟が巨大化する訳である。
 このまま放置すれば増水時に急速に漏水孔の拡大が発生し堤の崩壊を招きかねない。そこで仕方なく漏水孔潰しに作業を変更した、まあ、自転車操業の水商売であるからその日暮らしは日常茶飯事であって姥捨て山のすみっコぐらしも結構、老骨に鞭打たれるのである。かくして漏水と共に老衰も密やかに進行しているのだった。
 こう言う現場で老骨に鞭打たれるのは堪忍するとしてもその見返りに女王様からの鞭・蝋燭が無いのが何とも寂しい老境なのであるけれど姥捨て山には女王様はいない。女王バチ様は沢山いるけれどお近づきにはなりとうないわい。ブーンと接近し飛び止まったので「あら嬉しや!」と思うまでもいかず「チュッ!」は無く「フン!」と飛び去るのだった。まあ、無視されて嬉しい!。

 さて妄想状態の暴走から正気に戻って作業を開始。分水池の漏水部よりやや内側の堤をトレンチして漏水孔を露わにする。テニスボールが入る大きさの漏孔が走っている。堤の本体は浚渫土なのでサワガニやモグラの生物侵食を受けやすいしひとたび水が通じれば出自が泥土なので侵食されるままに拡大する土質である。
 可能ならば浚渫土ではなく山土で堤を築きたかったのだけれど採土場所が無いフイールドでは泥船でも出来るだけましなのであった。使えるものはなんでもで背に腹は代えられないと言う事だろう。

 スコップで掘りだしてから再び踏み戻し胴突きで固めた。水際なので土が軟らかく突くたびに水域に土がせり出すから結局は元の堤の高さまで復元できなくなった。ここは奥の山腹崩壊土を運んで手当てするしかない。浚渫土を土嚢で盛っても役立たずになる。そして次の作業が露わになって予定作業だけが増えていく・・・。