トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥路の泥浚い 2

2023-06-21 | 水辺環境の保全
 上の池の沈泥路を浚い下ってきたのだが泥水池の沈泥路も似た様な状況で昼には早いから手を出した。ここの沈泥路も落ち葉と砂泥の混在物でジョレンが入らない。仕方なくスコップで掘り上げて林道上で水抜きさせる。体力的余裕のある頃合いで一輪車で回収し棚田部の法面の積み重ねに用いる策である。
 有機物が多いから冬季になって威之志士様の跋扈蹂躙に遭い破壊される確率が高くなるけれど修復修復と一年ほど辛抱すれば跋扈蹂躙も沙汰止みになるだろう。



 沈泥路を浚ったけれど水域まで浚うにはカサスゲなどの植生が邪魔になるので「植生調節」しなくてはならず繁茂したカサスゲを抜き始めたのだが中盤に来て手が止まった。密集したカサスゲの中にモリアオガエルの卵塊があったのだ。これでは作業続行できず泥浚いも孵化した後まで先送りとなった。



 今期のモリアオガエルの卵塊はいつも通りの密度なのだが比較的低いところに多くあった。そのためでもあるのだが先日の事、ようやく断水解消を成して流量測定をしていたところにかの環境破壊教育NPOのスタッフがやってきて声を掛けられた。絶交宣言をしているのに何事かと思ったら「数日前に小学生の引率中にモリアオガエルの卵塊を落してしまいました」との報告だった。「黙っていれば気付かれない」し報告した事で「触れない事は最小限のモラル、いつも通りの破壊教育活動だ」との認識を裏付けするだけだろうと言ってはみたものの「隠す事が出来ませんでした」と涙ながらに謝罪の弁を述べる。

 まあ、スタッフ多しと言えど環境負荷に対しての気付きを申し述べるのは彼女一人でもあるのだが、其処は嫌われ者の因業ジジイであって「何時になったら環境破壊を押さえる事に留意した活動できるのか」自省反省もしないから他所で「あのグループの誰それは小五月蝿い事ばかり言ってくる」なんて誹謗中傷を言えるのだといつも通りの追加の刃であるが、その事情を知らない参加者ばかりの他所での一方的言動そのものが決裂に到った核心なのであった。
 最後に「どうする家康⁉」と吐いたら泣き笑いしてくれて一件落着。幾つになっても女子を泣かせる罪深い孤爺であったわい。