トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

白昼堂々…熱い初夏

2017-05-22 | 花の下に長居
 夏ミカンの花の香りに誘われ樹下に入った。若い葉の裏にはオンシツコナジラミが多く取り付いていて、触ると粉の様に舞い上がる。
 花の周囲には5mmほどの果実も出来ていたがテントウムシの幼虫も多く見られた。花を潰して香りを楽しんでいた視線の先に、そのカップルはいたのである。もう白昼堂々の大物ぶりで「テントウムシが躍り出て…」なんて歌の様に華奢ではなかった。
 
 小生が遊んでいたから事務所の女性たちも二人ほど見に来たものの話題には出来ず、そのあと近くを通ったO氏に事を話し現場を見せてすっきりした。初めて見た光景でケータイのバイブのごとく揺するのだ。もう驚き…林太、困っちゃうー。

 不肖、小生としては唖然茫然愕然当然自然、ただただ点頭するのみで、まあ、人生、意図せずとも見てはいけない事を見る事はあるのだなあ、が実感で、出歯亀ではない事を強調しつつ、故にバイパス伝いに遁走する必要も無いのであったが、多少のドギマギはあったのだ。

初夏は駆け足でやって来る!

2017-05-22 | 感じるままの回り道
 五月も後半、ここにきて草勢の勢いが格段に増した。数日前には「もう少し先でいいか…」と思っていた拠点上り口の10年生程度の広葉樹林の林床が鬱蒼としてしまった。原っぱ部もクローバーの伸張が進み歩きにくい。
 月例会だった21日、ハルゼミが鳴いた。例年より二週間は遅い。ヒキガエルの産卵もトンボの出現もツバメの飛来も遅かったのが今季なので、今期では普通、婚期では小生の若いころより遅くなっているとか…。

 桑の実も黒く熟し始めたから、一つ二つと摘まんでは食べてみるが甘味はのっていない。熟した果実から食べたい気持ちは理解できるが、枝を折ってまで引き下ろして食べようとする行動には腹が立つが、クワの実採取に限らず、こういう「荒らし去る」付き合い方をする人が多くなった。
  ボチボチだ     すでに折られている 

 林床や影池のコアジサイが開花してきた。大振りのタマアジサイはまだ先だけれど、小生はコアジサイの方に風情を感じる。タマアジサイは「大味」で雰囲気を欠く。