トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ホトトギス鳴いた日」の初三

2017-05-23 | 小父のお隣さん
 23日、ホトトギスの鳴き声を聞く。谷地の周囲の林から同時に聞こえたりしたので複数いるのが判明したが、こんな事は珍しい。
 
 それはともかく、撮影できなかったトンボはどうも見かけないトンボだった。駐車場直前の広場を補虫飛行していたヤンマ型、腹部は黄色に見え胴は黄緑色で腰のあたりが青い。運転席からしばし撮影チャンスをうかがったが無理だった。
 至近を往復飛行するので観察は出来て、クロスジギンヤンマの様に黒筋は認められなかった。ギンヤンマではないかと思ったのだが、小生、ギンヤンマは少年期以来見た記憶が無いから何とも自信が無く、短期記憶が薄れないうちに帰宅して直ぐに図鑑対照してみた。記憶と一致するのはギンヤンマのオスしかなく、もうそれだけでギンヤンマに決定!?。

 もう一種は写真のヤンマ型。クワの高いところに止まったから逆光で詳細は判明しないが胸から腹部に至る部分の特徴を頼りに図鑑対照してみた。
 木立の中の飛行であったし、一昨年教えてもらったハネビロエゾトンボを撮影した場所でもあり、そう思っていたのだが、サラサヤンマでは無かったかと言う疑念も残るが、この写真では判別できない。林内を飛行しぶら下がっているから「ヤンマの仲間」そんなところだけれど、二種の初見に加え初鳴きもあって、今日は初三である。

 自宅近所のI夫妻が散策に見え、泥水池の草抜きで泥飛沫まみれの小生に名古屋名物の和菓子をくれた。週末行かねばならぬ場所の銘菓だから何となく因縁めいた思いもするが「今日は良い日だ」。

いよいよ突入!

2017-05-23 | 今日は真面目に
 タンポポが綿毛をつけてレンゲ草も種子を落とし始めている。原っぱは言うに及ばず、林床の植生も歩くのに差し障るようになった。勢力を拡大させたくないヤブジラミやヌスビトハギも目立ってきたし、刈り払いを本格的に行わねばならない。

 準備運動の心算で梅畑と泥水地の一部を刈り払いしたが、あれは小手試しで本格的にはこの日からである。すでにM氏は畑の周囲を刈り始めていたし、燃料を用意しておいたことでY氏もトンボ池への通路を刈りはらってくれた。

 小生は拠点の栗畑とその下の棚を刈り払う。栗畑は全草刈り払いでも構わないのであるけれど、種子を付けまだ花のあるレンゲ草とリュウノヒゲは残した。栗畑の林床を圧倒しているのはキツネノボタンで「なんで?」と思うし、地際からの刈り払いに務めてきたものの勢力を拡大させてしまった。

 下の棚一段目は、おチビちゃん達の遊び場として大径木の寸切りブロックを並べてあるが、足元の安全を図るために周囲は低草地で維持する。とは言うものの、実生のガマズミ、サクラ、エノキ、クリ、テーダ松などが芽生えてくるから、他の棚も同様に適宜刈り残し支柱を添える。
 ゆくゆくは実生林として育成したい区域なのだが更に下の棚より発芽率が劣る。まあ、それだけ踏みしだかれているのだろう。何はともあれ、ひと汗かき終了。

                   栗畑      棚1

へーッ、こんな環境でいいの?…

2017-05-23 | 感じるままの回り道
 沈泥池の拡幅し土を掘り取った跡と泥浚いし水抜きのために盛り上げた土の表面にシュレーゲルアオガエルの卵塊が幾つも見え、その中に崩された卵塊もある。糞の面積でアオサギらしいか、500円玉程度の足跡もあるから野猫なのか不明なものの、孵化しても水に入れるにはちょいと厳しい場所なのだ。
 例年、シュレーゲルアオガエルの大合唱は聞けるようになったものの、卵塊はそれほど目視出来る時は無かった、今年は産み方が雑だと思えるような位置に卵塊が多い。

         水抜き中の浚渫土      拡幅で採土された部分