トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

魔性にもエレガンス

2016-09-17 | 感じるままの回り道
 林道を走行するたびに注意を引いた路面の花びら。季節によりフジの花だったりスイカズラやウツギの花だったりするが、今回は淡い桃色だった。いわゆる「お初」だったが交互通行の道路幅なので停車して確かめる訳にもいかない。
 ところが泥水地の刈り草搬出作業の折り、ウツギを覆っているクズの花が同じ色だったから「クズの花」と分かったのである。クズなどはありふれて、なおかつ周囲を覆う傍若無人ぶりは迷惑この上ない蔓草だし、花色は赤紫色とばかり思っていたから意外であった。もう「ヘーッ」である。
 赤紫と言うよりえんじ色と言った方がよろしいのだろうが「臙脂色」と表記しても自分で読めない。これでは「赤紫」の方が伝えやすい。
 長年、山野でクズの花を見ていたつもりだが「淡いピンク色」の株があったなんて気が付かなかった。「灯台下暗し」と言うより「東西元暗し」か…。
               見慣れた花色     少しエレガンス感