トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ウシガエルはどこへ行った…

2016-09-03 | 小人閑居して憮然
 お盆の頃まで三日月池で鳴き声が聞こえていたウシガエル、8月後半になってからは誰も聞いていない。それでもと思い確認のために捕獲駆除を試みた。エビ籠やカニ籠は無いので安くできる釣仕掛けで試みる。
 黒竹を竿にしハリス付きのセイゴ針に生蛹と魚肉ソーセージを掛け水面すれすれに設置しておいた。翌日確認したが変化なし。エサを取り換え、もう一晩待ったが結果は同じだった。希望的観測をすれば「捕食された」と思いたい。
 猪には無理だろうが、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、タヌキ、イタチなどが生息しているから、イタチに喰われたなら小生にとって本望である。残った仕掛けと針や生蛹は、猪でも釣ってみようか…。小生、マジでイノシシには一泡吹かせたい。
             仕掛けの用意  ➡    設置  

夏型大好き!

2016-09-03 | 今日は真面目に
 庭にキアゲハが来る。幼虫は自生状態のミツバに多く居る。フェンネルも食草になるから5株ほど残してあるが、産卵して幼虫が育っても終齢幼虫まで居ないで消えてしまう。地上高があるから鳥に食べられているのか、フェンネルを嫌いミツバやセリに移るのかまでは承知していない。
 それはともかく夏型を見ると「銀杏返しに黒繻子かけて…」の歌詞が浮かぶ。本来は黒紗の着物を想起すべきなのだが歌詞が真っ先に来るのだ。
 暑い盛りに黒を基調とした色彩は涼しさをも感じるし幽玄さも感じられる。この蝶は夕刻に飛来し紅玉の葉に止まったまま動かなくなった。朝になってもそのままだったから「一夜の宿」としてリンゴの樹を選んだのだろう。
 人形浄瑠璃「安寿と厨子王」だったか「野に寝たり山に寝たり、軒に寝てぶたれたりー」の一節が浮かんでくるが、この部分は小学生の頃、学校に来た一行の演目にあって未だに出てくる一節なのである。もちろん、小生は我が庭で一夜の宿を台無しにはしない。
 視界を転じれば一夜の宿さえままならなくなった人々は増える一方だし、定住しないのが伝統の人々も追われ囲い込まれていく時代になった。混沌と言うより「暗黒の中世」を想起する。

            夕刻飛来  ➡   朝を迎えた