沢の奥の茶畑跡の林床を整備した。徒長した茶樹を伐り取り、笹竹も刈り払い林床を露出させた。適度に木漏れ日が入り、夏の日陰には絶好の場所になった。小生等が利用することは無いけれど、東は尾根に続く杉林、西は田んぼ跡でオニワラビの原とネザサの藪が続く。南北の斜面は雑木で、森を楽しめる雰囲気は十二分にある。
林床は、笹竹の刈り払いで地際から刈り払い機を当てたから植生は無残になったけれど、既に進出していたフユイチゴの緑で覆われて回復するだろう。今度はイチゴ摘みが楽しみな場所にもなるはずだ。
「もう女郎蜘蛛がでた?」と思ったらコガネグモだった。体長は15mm程度だけれど黄金色の腹部のラインが美しい。撮影の仕方が悪かったようで黄金色の美しさは出なかったけれど、巣の真ん中に陣取っている姿は逞しさを感じる。
ところが結構臆病の様で、うっかり張り糸に触れたら一瞬で葉の影に移動してしまった。少々拍子抜けした。コガネグモは堂々として欲しい。
初夏日追って雨風初台風
台風の一夜でホタル田に浮けり
雨風に打たれへたれた早苗かな
夏至祝う台風二つ寄りにけり
台風の叩くガラスに我の影