術もなく苦しくあれば出で走り去ななと思へど子らに障りぬ 山上憶良
術もなく苦しくあれば出で走り去ななと思へど記者が障りぬ 蚕
丈夫と思へるわれや水茎の水城の上に涙拭はむ 大伴旅人
ますらおと思へるかれら水茎の水城の上に土俵作らむ 増裸汚
士やも空しかるべき万代に語り読ぐべき名は立てずして 山上憶良
おのこやも空しかるなり万代に語り読がれる汚名立てたり 大咳
夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かずい寝にけらしも 欽明天皇
やゆされば俵の丸で猪鹿を今夜は張らずい寝にけらしも 長々髪士