トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アゲハの吸水

2010-07-20 | 小父のお隣さん

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 帰り道、駐車場から車道に出ようとしたところで車を止めた。カラスアゲハが吸水していたからだ。花にいるときはほとんど撮影のチャンスはない蝶だ。

 ゆっくり接近するも、不意の手足の動きにもよく反応する。周囲に注意は払っているようだ。かと思うと、吸水中に交通事故に遭う個体もいるから個体差もあるのだろう。近くで観察していると、結構頻繁にオシッコを出している。

 この個体はジックリと付き合ってくれた。吸水に満足したのか近くの草の上で羽根を広げた。金属光沢のある美しい青とも緑とも取れる羽根色を堪能できた。

 生きている蝶の美しさは写真では伝わらない。見事の一言に尽きるが、手の届く距離で見続ける機会は少ないのだ。


*カゲロウの刻

2010-07-20 | 感じるままの回り道

 『羽化したるトンボの数を読み取ればしみじみ見やる手の平のタコ』

 『イトトンボアカトンボ群れヤンマ飛ぶ棚田に過ごすカゲロウの刻』

 『次の田へ流るる水を遡る子蟹を見やるしゃがみて見やる』

 『鍬使い田土を溶かす我が顔は汗と泥とでなまはげのごと』