トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*山水に清音あり

2010-07-05 | 感じるままの回り道

 『短夜の雨音の中ツバクロは目覚ましのごとさえずりたてる』

 『未明よりチョットコイとを言い続くコジュケイに用あるまじものを』

 『初夏なれどウグイスを聴く汗の身の谷間の空に雲は過ぎ行く』

 『雨上がりカラ高らかにさえずれば梢を過ぐる風と雲かな』


子どもでなくても

2010-07-05 | 小父のお隣さん

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 食草園内のヤナギの幹にキリギリスが止まっていたので撮影しようとよくみたらヤブキリだった。考えてみればキリギリスはもっと警戒心が強く、姿を曝す事はほとんどないのだ。白ネギを竿で吊るして誘引捕獲という手もあるが、こんな手法で遊ぶ子供等は絶滅しているだろう。

 ついでに幹の割れ目を覗いて見た。「居た、居た!」居たのだクワガタが。何を思ったのか割れ目から身体をせり出してくれた。思わぬ行動にはあせってしまう。ブレてしまった。

 奥にも大顎が見えている。他の割れ目にも確認できた。子ども達なら大喜びの出会いに違いない。図鑑と写真と比較したら、大顎の先端と基部に突起がある。図鑑に同様の大顎を示すのはなかった。オオクワガタ、ミヤマクワガタどちらともつかない。交雑種かなとも思うが違うかもしれない。久しぶりに見た大型だ。

 金額に換算なんて、勿論やることはしないが、この樹の周囲には例年踏み跡が出来るし、食草を盗掘された場所だから、おっつけ持ち去られてしまうのだろう。