トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*夏至の頃

2010-07-04 | 感じるままの回り道

 『コスモスは尺花一輪夏至の朝』

 『ツバクロの初子巣を立つ梅雨の晴れ』

 『畦の巣を守りケリ鳴くけたたまし』

 『ウスバキの濡れて下がるや雨の朝』


光を入れる

2010-07-04 | 今日は真面目に

Photo  数年前に刈り払った尾根筋のアズマネザサが、またも繁茂してきた。北側の谷にある針葉樹林内への光を遮断されてしまった。

 数年は連続して除伐作業をしないと衰退しないのは承知なのだが、拠点から遠い事と林内ではないので手入れを怠った結果だ。

 作業日の予報は「曇り、ところにより雷雨」で、出かけるときは陽射しがあったが黒い雲もあり、風はやや冷たい感じだった。

 だから雷に追われて逃げ帰る心積もりで出かけたのだが、予想に反して蒸し暑い真夏日になってしまった。

 暗い林内は藪蚊の襲来が激しく「蚊取り」もほとんど気休め状態であった。それでも刈払機を稼動させると排気ガスが嫌なのか少しは数が減ったように感じる。

 刈り払い作業の地形は急傾斜で立つのも不安定だが、刈り刃を取り回すのも切断した根笹を足元に並べるのも一苦労だった。とにかく今期一番の暑い作業となって午前で1,5リットルの麦茶を飲み干してしまった。

 暗かった南側に明るい空間が広がるのをみるとホッとするが、右手の残り半分は更に密生してしまった場所だ。「もう一日!」溜息を出しながらの帰路だった。