トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

世継ぎが育てば

2009-05-22 | 感じるままの回り道

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 猫の額ほどの黒竹林の枯れ竹を除いたらスカスカになってしまった。無理もない、ここも若竹が育つ暇がなかったから。危機感があって看板とロープを張ったのはシーズン前のことになるが、その甲斐在って今年はたけのこが育っている。

 ここから筍を採集していたのは数人に過ぎないが、今回一人でも採集者がでたら世代更新は出来なかっただろう。

 孟宗竹林は「若竹狩り」と称して、伸びた筍を折ったり切断して勢力をそぐ事は「放置竹林の増殖」を防ぐために普通に行われる行為だが、わがフイールドはそんなことをしなくても若竹は育っていない。


野から頂く

2009-05-22 | 温故痴新
旧 『東の野に炎の立つ見えてかえり見すれば月傾きぬ』  柿本人人麻呂
新 『ひも爺の野に柿拾い立つ見えて返り盗めば運傾きぬ』 
旧 『東海の小島の磯の砂浜にわれ泣き濡れて蟹とたわむる」  石川啄木
新 『倒壊の古木の枝の粗朶山に割れ無き抜いて花器に賜る』