トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水田跡のヨシ刈り

2009-05-14 | 水辺環境の保全

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 肋骨がくっつかないから倒木処理はお預けのまま予定を変更せざるを得ない。そこで「食草園」「溜池再生」を済ませて「水田跡」を手がけることにした。

 ヨシの刈り取りは適期とは言えないが、拠点近くの水田跡は土壌浸食で悲惨な状態にあり、とてもボランティアの手には負えない。もう一箇所の水田跡の土壌の状態は不明だったので12日に一部を刈り取ってみた。

 現実は比較的良好ではあったが、畦は消失し法面の浸食が始まっていた。それでもスコップで土を盛れば何とかなる程度だ。ホッとした。ただ水路に崩壊した部分は土嚢を積まないと盛り土だけでは強度が保てまい。

 棚田ではあるが中ほどは乾燥し始め、下部は湿地に近い。上部だけが棚田の雰囲気を保っていた。二晩考えて上部の棚田は1枚だけ田作りをして、残りは浅い湿地として残し、中ほどの乾燥し始めた部分は草地で維持しようとの案にした。排水は小川として再生すれば100mほどの流路が可能だ。イトトンボはまだ何種類か生息しているし、蛍が戻ってくるかどうか…。

 ヨシは刈り払ったが、綺麗に片付けるのが意外と大変だった。5月の定例会の予定を変更して、こちらで人海戦術とするつもりだが天気予報は意地悪な予報だ。