トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

山菜愛好者?

2009-05-11 | 小人閑居して憮然

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 ここ数年の山菜獲りの集中は目に余るものがある。「自分が食べる分だけ」でなく、シーズン中は連日通う輩もいるのだ。すっかりおなじみさんだ。

 私有地でないから、基本的には「入会地」のような利用形態が望ましいのだろうけど、実際は「獲り合い地」である。

 放置竹林の弊害が叫ばれて久しいが節度の無い採集は竹林のパワーを遥かに超越した。右の写真は遊歩道脇の竹林で他の部分も似たようなものだ。ここ数年、若竹の成長は皆無だ。それにあわせて竹林内の貧弱な下草も消えてしまった。暮れの頃から鍬で全面探られるので下草も実生の幼樹も全滅状態だ。

 入り口付近は景観上の配慮もあってシーズン途中からロープを張り、収穫中止の看板を出した。それでも掘り取る愛好家はいるが、少しは残っている。

 若竹を育たてないようでは「たけのこ堀り」も楽しめないと思うのだが、山に来たからには貧弱な一本でも持ち帰りたいのが人情のようである。早晩、竹林伐採などしなくても10年待てば枯竹の山になる。手を掛けなくても消えるのだから「有り難い」と感謝すべきか。でもなあ…。


水辺の再生

2009-05-11 | 水辺環境の保全

 朝一番に整形外科に受診する。骨折して10週目だが骨折離反した部分に「モヤッ」とした像は認められず、仮骨生成はまだ不十分のようだ。先生は「3~4ヶ月」と行っていたから、まだ70日目で4ヶ月120日はまだ遠い。

 気を取り直し、調子に乗って「溜池の新設」開始する。水田跡だがアシとオニワラビの茂るに任せた場所だ。溜池部分だけ刈るつもりだったが、多少乾き気味の部分もあるので「広場用」に刈った。刈っているとセリの匂いがプンプン迫ってくる。下はセリのランナーで一杯だった。セリ摘みの場所としても期待が持てそうだった。

 アシの中に幅20センチほどの獣道があって、何だろうと思っていたらガサガサして動くものが見えた。横顔を見せてくれたが狸だった。昼日中に何をしていたのか。ともかく野生の狸は初の出会いだ。山際の細々とした流れにオオカワトンボとホソミオツネントンボが飛んでいる。

 水溜りが出来れば大型のトンボも期待できそうだ。

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