ケンタッキー・フライド・チキンで和風チキンカツバーガーとポテトのセットを食べ終えて、残りのジュースをちびちびと飲みつつ広いとは言えない店内の席をひとつ占拠して小説を読んでいた。本は昨日BOOK-OFFで買ってきたもの。自分の部屋では落ち着いて読むことも出来ず、こうやって外に繰り出して読んでる訳である。
物語の世界に入ってしばらくのこと。
ふと我に返って思わず本から目を離して窓の外の景色を見た。
ハッとした。本能的な恐怖を感じたのだ。
自分の存在が溶けてなくなっていくような感覚。
どこだか分からない街のどこにでもある場所で、空気の中に溶けていく私・・・。
どこかで聞いたことあるような言葉に置き換えるのなら、『自分の存在が希薄になっていくことに対して感じる耐えられなさ、恐怖』と言ったことになるのだろう。
・・・いけない、もうここで本を読むことは出来ない。
一体全体、私は何者なのだろう。
こういう感覚(恐怖)が友達を作ったり恋人を作ったり、あるいは仕事や趣味に打ち込んだり、そういうプラスの方向へ作用するのが普通の感覚なのだろうか。あるいは普通はこんなことを思うまでもなく、普通に普通の方向へと進んでいくものだろうか。
こんなことで躓いて病んでしまう人も死んでしまう人もいるのではないか。
結局は自分が何者で、基礎となる“根っこ”が何か、これから何をしようとしているのか・・・簡単に言えばアイデンティティみたいなものが確立できないが故の苦しみ、ということになるのだろう。安っぽい表現だけれど。30代も半ばなのに、今更何を考えているのか。
最近本を読んでいてもDVDを観ていても気が晴れない。何かから逃げているような感覚に囚われてどうも落ち着かなくなる。その“何か”というのが、まあ、上記の通りのことなんだけれど。その“何か”のせいで大学4年生の時まともに就職活動が出来なかったのだ。あの時逃げたせいで、今もまだこうして引きずっている・・・のかもしれない。
いつものこの時期に罹患する5月病なのか。
- - - - -
那覇空港の近くに住んでるんだけれど、いつも感心する。
毎日まいにち、ひっきりなしに旅客機がやってくるし、また飛んでいく。間を縫うように戦闘機も飛んでいく。滑走路は1本しかないのに、だ。
恐ろしいほどの処理能力、安全性・・・。
- - - - -
明日からお仕事再開。
今だから思う、GW休暇はやっぱり実家に帰るべきだった、と。
物語の世界に入ってしばらくのこと。
ふと我に返って思わず本から目を離して窓の外の景色を見た。
ハッとした。本能的な恐怖を感じたのだ。
自分の存在が溶けてなくなっていくような感覚。
どこだか分からない街のどこにでもある場所で、空気の中に溶けていく私・・・。
どこかで聞いたことあるような言葉に置き換えるのなら、『自分の存在が希薄になっていくことに対して感じる耐えられなさ、恐怖』と言ったことになるのだろう。
・・・いけない、もうここで本を読むことは出来ない。
一体全体、私は何者なのだろう。
こういう感覚(恐怖)が友達を作ったり恋人を作ったり、あるいは仕事や趣味に打ち込んだり、そういうプラスの方向へ作用するのが普通の感覚なのだろうか。あるいは普通はこんなことを思うまでもなく、普通に普通の方向へと進んでいくものだろうか。
こんなことで躓いて病んでしまう人も死んでしまう人もいるのではないか。
結局は自分が何者で、基礎となる“根っこ”が何か、これから何をしようとしているのか・・・簡単に言えばアイデンティティみたいなものが確立できないが故の苦しみ、ということになるのだろう。安っぽい表現だけれど。30代も半ばなのに、今更何を考えているのか。
最近本を読んでいてもDVDを観ていても気が晴れない。何かから逃げているような感覚に囚われてどうも落ち着かなくなる。その“何か”というのが、まあ、上記の通りのことなんだけれど。その“何か”のせいで大学4年生の時まともに就職活動が出来なかったのだ。あの時逃げたせいで、今もまだこうして引きずっている・・・のかもしれない。
いつものこの時期に罹患する5月病なのか。
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那覇空港の近くに住んでるんだけれど、いつも感心する。
毎日まいにち、ひっきりなしに旅客機がやってくるし、また飛んでいく。間を縫うように戦闘機も飛んでいく。滑走路は1本しかないのに、だ。
恐ろしいほどの処理能力、安全性・・・。
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明日からお仕事再開。
今だから思う、GW休暇はやっぱり実家に帰るべきだった、と。