・・・てんてんてん。

とっぴーの非生産的な日常とその実態。

自覚のあるなしに関わらず、時間は過ぎていく

2017-05-10 17:27:47 | weblog
ケンタッキー・フライド・チキンで和風チキンカツバーガーとポテトのセットを食べ終えて、残りのジュースをちびちびと飲みつつ広いとは言えない店内の席をひとつ占拠して小説を読んでいた。本は昨日BOOK-OFFで買ってきたもの。自分の部屋では落ち着いて読むことも出来ず、こうやって外に繰り出して読んでる訳である。

物語の世界に入ってしばらくのこと。
ふと我に返って思わず本から目を離して窓の外の景色を見た。
ハッとした。本能的な恐怖を感じたのだ。
自分の存在が溶けてなくなっていくような感覚。
どこだか分からない街のどこにでもある場所で、空気の中に溶けていく私・・・。

どこかで聞いたことあるような言葉に置き換えるのなら、『自分の存在が希薄になっていくことに対して感じる耐えられなさ、恐怖』と言ったことになるのだろう。

・・・いけない、もうここで本を読むことは出来ない。

一体全体、私は何者なのだろう。
こういう感覚(恐怖)が友達を作ったり恋人を作ったり、あるいは仕事や趣味に打ち込んだり、そういうプラスの方向へ作用するのが普通の感覚なのだろうか。あるいは普通はこんなことを思うまでもなく、普通に普通の方向へと進んでいくものだろうか。

こんなことで躓いて病んでしまう人も死んでしまう人もいるのではないか。

結局は自分が何者で、基礎となる“根っこ”が何か、これから何をしようとしているのか・・・簡単に言えばアイデンティティみたいなものが確立できないが故の苦しみ、ということになるのだろう。安っぽい表現だけれど。30代も半ばなのに、今更何を考えているのか。

最近本を読んでいてもDVDを観ていても気が晴れない。何かから逃げているような感覚に囚われてどうも落ち着かなくなる。その“何か”というのが、まあ、上記の通りのことなんだけれど。その“何か”のせいで大学4年生の時まともに就職活動が出来なかったのだ。あの時逃げたせいで、今もまだこうして引きずっている・・・のかもしれない。


いつものこの時期に罹患する5月病なのか。

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那覇空港の近くに住んでるんだけれど、いつも感心する。
毎日まいにち、ひっきりなしに旅客機がやってくるし、また飛んでいく。間を縫うように戦闘機も飛んでいく。滑走路は1本しかないのに、だ。
恐ろしいほどの処理能力、安全性・・・。

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明日からお仕事再開。
今だから思う、GW休暇はやっぱり実家に帰るべきだった、と。
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GW休暇最終日

2017-05-10 12:03:53 | weblog
森博嗣の『ムカシ×ムカシ』を読み終えた。

あれ?以前に永田なんて人物出てきてたっけ?と思ってしまった自分の記憶力のなさというか読書力?の未熟さというか、とにかく自分のことが残念に思えた。文字を追うだけじゃなくて、あれこれ考えたり想像したりしながら本を読まなきゃダメだなぁ。

『こういうときに、人間は死にたくなるのだろうか』

・・・と、登場人物(30代独身女性)がふと考えつく場面があるのだけれど、本当にその通りな気がした。家にいても職場にいても、あるいはどこにいたとしても、自分が何も変わらない。誰に会う訳でもない。今日も私はひとりで居酒屋でお酒を飲んでたけど、自分の部屋にいるのが嫌だから外に出てるのに、酒を飲んだところで別に考えることは何も変わらないのだ。しかも、ふと一度暗いことを思いつくと(イヤな過去を思い出すと)そこから抜け出せなくなる。答えの出ない問題をめぐり堂々巡り。何も考えないのがいちばんいいのだろうか。

この小説を読み終えたあと、ふと樋口一葉の『たけくらべ』を読んでみたくなって青空文庫でどんなものか見てみたんだけれど、冒頭数行で諦めた。とても読めそうな気がしない。

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5月6日(土)

blu-rayで『シン・ゴジラ』を観た。
ゴジラが口からレーザー光線みたいなのを吐きながら街を破壊していく様を見て『すごく映画っぽい!』と思いました。ちょっとだけ、奥行きを感じないような影絵のような画面になったからだと思う。昔の怪獣映画っぽい何かを感じた・・・のかな。
映画っぽいって、そりゃ映画だもの。

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5月7日(日)

近くのイオンに出掛けたらD-51がライブをやっていた。
D-51、懐かしいな。
エスカレータを下りながら、彼らが代表曲『NO MORE CRY』を歌う姿を見た。

何年前の曲だったっけ?と思って調べてみたら・・・時の流れの速さを思い知らされた。

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せっかく沖縄に住み始めたんだから沖縄っぽいことしよう、そう思って1か月ほど暮らしてきました。

全国どこでも見かけるようなチェーン店には入らない。
ファーストフードが食べたくなればA&W(通称・エンダー)
麺類が食べたくなれば沖縄そばの店を探す。
どこにでもある場所には行きたくない。
沖縄を感じられるような場所に出向き、沖縄についてどんどん知っていかなきゃ。

・・・そう思ってたんだけれど、最近それは何か違うのではないかと思うようになりました。
沖縄に住んでいても本土と同じ環境で生活が出来る、同じものが買えて同じものを食べられる。それが素敵なのだと。

『沖縄』に囚われていたのはむしろ私の方・・・!
旅行に来てるんじゃない、住んでるんだ。仕事もしてるんだ。
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