・・・てんてんてん。

とっぴーの非生産的な日常とその実態。

2月3日(日) 冬の北海道旅行の後日談

2013-02-11 22:16:56 | 2013.1 冬の北海道旅行
健全な魂は健全な肉体に宿る。

これはおそらく本当だ。
ただ、健全な魂が不健全な肉体に宿ることだってあるだろうし、不健全な魂が健全な肉体に宿ることだってあるだろう。ようは確率の問題なのだ。きっと健全な肉体には健全な魂が宿りやすい。

 → 『魂が先か、肉体が先か』については、ここでは議論しない。

話は変わるけれど、今まで書いてきた通り、北海道旅行は本当に楽しかった。あんなに楽しい思いをしたのはここ数年で初めてだ。

テレビ塔から見た夜の大通公園、旭山動物園の動物たち、稚内で見た朝日、宗谷岬で見たサハリン・・・。
もちろんそれだけじゃなくて、何気ない風景にも心を動かされた。初めて訪れる街の白い景色。昼の街、夜の街。晴れた街、雪の舞う街。それらの何気ない風景にも感動を覚えた。気付けば5日間で1,000枚も写真を撮っていた。

夜のすすきのも本当に楽しかった(笑) まあ、自分でも『アホなことしてるなぁ』とは分かってるけれど、でも楽しかった。他人から何と言われようとも、これだけは否定できない。本当に楽しかった。

こんなに楽しくて最高な思いをしたんだもの。
なんでも頑張れる気がしてきた。なんでもね。
頑張らなくちゃいけない。

この、ふと舞い降りた健全な魂が、どこかへ逃げていかないように、体を動かすことにした。
2月なのに暖かい日だ。チャンスだ。
まずは休暇中9日間に渡って毎晩酒を飲んでた不健全な体を、健全な体に戻さなければいけない。

というか、そもそも運動すること自体が久しぶりだ。

腕立ても腹筋も、できる回数が減っていた。走るのも遅くなっていた。
けれど、別に焦る必要もない。毎日やれば変わるだろう。
体は常に健全に保っておかなくちゃな。

幸いにも7月くらいまでは時間に余裕のある勤務が出来る。
そこでしっかり勉強して、体を鍛えて・・・。

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今更だけど、とりあえず分かったことがある。
たまにはめちゃくちゃ面白いことを経験しなければダメだ。中途半端は良くない。とことん楽しくて面白いことを経験すると、何か変わる気がする。

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さて、GWはどこに行こうかな・・・。

1月28日(月) 冬の北海道旅行 5日目 朝日と宗谷岬と30才の誕生日

2013-02-09 21:30:37 | 2013.1 冬の北海道旅行
そもそもこの旅のコンセプトは『30代最初の朝日を宗谷岬で見る』ことなのだ。

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朝5時起床。
ホテルの部屋の窓から見上げた空は雲に覆われていた。

行ってみるか・・・。いや、これじゃあ絶対見れないだろ・・・。

悩んだ末、行くのは辞めた。
苦渋の選択である。

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北防波堤ドーム。



一応、ホテルのすぐ近くの港から朝日を待つことに。

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そして・・・。





-5度の雪国のホテルの横に昇る朝日。
雲の隙間から見えた朝日だけれど、赤色やオレンジ色に染まった空と雲と海と、眩しい太陽の光には、やっぱり神々しさを感じる。何か新しい始まりを予感させる。目が潤んだ。

私の30代はこうして始まりました。

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ホテルで朝ご飯を食べる。
荷物をまとめてバス停へ。

それじゃ、日本の最北端、宗谷岬に行きますか。

左手に海を見ながらバスは走る。
夜明けの時に空を覆っていた雲は、キレイになくなっていた。
だんだん近付いてくる宗谷岬に胸が高鳴る。
(↓動画うpしました。)



最北端到着。



凄く天気が良い。
冬の稚内でこんなに天気が良いなんて珍しいんじゃないかな。

海の向こうにサハリンが見えるのに気付いた。
(この写真じゃ分かりにくいけど、記念碑の右側の水平線に雪の白で縁取られた島影が見えたのです。)
凄いな・・・。
『果て』だな。最北端なんだ。

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岬の近くの高台へ上る。
足跡が浮き上がる形で残っていた。



おそらくここに積もる雪はサラサラで風に飛ばされやすいのだ。
踏まれて固くなった雪だけがこうして残る、と。

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思いもよらない最高のプレゼントだ。
(朝、無理して来なくて良かった・・・。)

感動した。天気にも恵まれて、こんなに良い景色を見ることが出来た。
天から祝福されている気分になった。
『良く頑張ったな、これはそのご褒美だよ』
随分と都合のいい解釈かもしれないけれど、本当にそう言われた気がした。

泣いた。

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稚内駅まで戻ってきた。
街を歩く。
稚内公園へ行く予定だったけど、雪で通行止めだった。

どうしよう?
もうあまり時間もないし・・・。

たまたま来たタクシーを拾った。
ノシャップ岬へ連れて行ってもらう。
本当は昨日20代最後の夕日を見る予定だった場所だ。



利尻島が見えた。
タクシーの運ちゃんに言われるまで気付かなかった。



この写真じゃ分かりづらいけど。

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その後、稚内駅に戻り、バスに乗って稚内空港へ。
さようなら稚内。さようなら北海道。



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この後、新幹線に乗ったりして実家まで帰りました。
そして親と妹に誕生日を祝ってもらいました。

次が最後。

1月27日(日) 冬の北海道旅行 4日目 美瑛・富良野・そして稚内へ

2013-02-08 13:09:03 | 2013.1 冬の北海道旅行
7時前くらいの起床。
テレビを観たりケータイで検索したりして電車の運行状況を調べる。
昨日は稚内へ向かう電車は全て運休していた。

今日は・・・

私が乗るはずだった朝の特急は運休になってしまった。

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旭川駅で切符の払い戻し。
稚内まで行く特急は1日に3本しかない。
朝の1本目は運休。
昼と夜の特急も今のところどうなるか分からない、とのこと。

仕方ない。
昼の特急が運行されると信じて、それまでの時間でどこかに行こう。
ちょっと気になってた美瑛の方へ行ってみよう。

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美瑛駅に到着。旭川から電車で30分ほど。



駅の近くにある観光案内所で話を訊いてみる。
歩いて回れそうなところを教えてもらう。
かなり丁寧に分かりやすく道を教えて頂いた。
ありがたい。

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白い。

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ケンとメリーの木。



ポプラ。
かつて日産のスカイラインのCMで使われた木だというのは知ってるけれど、世代が違うので私にはよく分からない。
駅からゆっくり歩いて35分くらい。

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展望台。



雪に埋もれながら行ってみた。



そろそろ時間がヤバいな。早く駅へ帰らないと。

早歩きしながら、電車の運行状況を調べてみると、昼の特急も運休になっていた。
どうしよう。
もしかしたら夜の最後の特急も出ないかもしれない。

・・・。

まあ、ちょっと考えなきゃいけないな。

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とりあえず昼ご飯。



焼カレーうどん。
グラタンのような。

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駅舎で旅行会社と今日泊るホテルに連絡。
稚内に行けなかったらどうしよう・・・。

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とりあえず旭川に戻るか・・・。

と思って電車に乗ったけれど、途中の駅で下車。

「運転手さん、俺は気が変わった・・・やっぱり富良野へ行きたいんだ。ここで降ろしてくれ」

というようなことを言った。
旭川に戻ったところで、やりたいことは特にない。

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ダウンジャケットには雪の結晶が。



これはキレイだな。驚いた。

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15:00
電車の中でいつの間にか眠ってしまったようだ。
ふと目が覚めたら、終点・富良野に着くところだった。

『北の国から』資料館。



中に入ろうかと思ったけれど、私は『北の国から』を全く観たことがない訳で。
見たところで何も分からないよなぁ、と思った訳で。



街を歩く。
今回の旅は本当に良く歩く。

地図を見ると、近くに川が流れているのに気付いた。
行ってみることにした。



空知川。

その後はお土産屋さんの中をふらふらしたり。
ケータイで電車の運行情報を調べてみると、夜の特急は運行されることが決まったらしい。
やったぁ。稚内へ行けるぞ。

→ 夕方の電車で旭川へ戻る。

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旭川では1時間ほど余裕があったので、再びラーメンを食べることに。



天金。
これですすきのの姉ちゃんに教えてもらったしょうゆ系のラーメンは全部食べたことになる。

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19:13 旭川発
特急スーパー宗谷3号

3時間半の大移動。
今日は20代最後の日。
最後の数時間。
一人ぼっちで電車に揺られながら何もしないで過ごす。
『ふ、まるで今までの俺の20代を象徴してるかのようだな。』
などと思ったりした。負けるな俺。

窓の外は真っ暗で何も見えない。

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22:50 稚内着



日本最北端の駅。
なかなか感慨深いものがある。

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ホテルでは自販機コーナーで買った缶ビールを飲みつつ、ホテルが残しておいてくれた和食の夕ご飯を食べる。

窓からは特に何かがある訳でもない、少しさみしい夜の街の明かりが見えた。

何故か部屋はツイン。ベットが二つあるのに、いるのは私一人。
一人で缶ビールを飲みながら作り置きの夕ご飯。

そんな20代最後の夜。

まあ、そんなに暗い気分じゃなかったけれどさ。
思うところはいろいろあったけれど、考えないことにした。

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問題は明日の朝の天気。
天気が良ければ朝イチのバスで宗谷岬へ行って朝日を見る。

1月26日(土) 冬の北海道旅行 3日目 旭山動物園とかラーメンとか

2013-02-08 09:09:11 | 2013.1 冬の北海道旅行
昨日の夜は楽しかったなぁ!!

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08:25 札幌発

特急で旭川を目指します。
窓に映る、相変わらず白い景色を見ながら反省会。反省?

――昨日は楽しかった。行って良かった。結局1時過ぎまで遊ぶことになっちゃったけど、本当に行って良かったな。ジンギスカン食って、そのままホテルに帰らなくて良かった。マジで楽しかった。

でも、これを楽しいと思う生活を続けてると、そのうち真っ当には生きられなくなりそうだなぁ。
20代最後の遊び納め、と考えれば大成功なんだけれど。
真っ当になりたいな。でも突き抜けた生き方も良いよな。

しかし白いな。
(↓動画うpしました。)



でも好きだけどね、白いの。


09:45 旭川着

キレイな駅。味がある。
コインロッカーに荷物を預けてバス停を目指す。

めっちゃ雪降ってた。さすが旭川恐るべし、と、この時は思いました。

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バス(床が木の板だった)に揺られて40分。
11時前くらいに旭山動物園に到着。

まずはペンギン。お散歩タイム。



海の生き物の匂いとでもいうのか、ペンギン臭いというのか。
そんな匂いがした。

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ニホンザル。



猿と言うと、『さるかに合戦』のイメージのせいか、ずるがしこくていじわるな生き物だなんて思ってたけれど、それは間違いだった。こいつらかわいいな。特に子ザル。かわいいな。



餌を探してるのか、ひたすら雪をほじくり出していた。
霜焼けになっちゃうよ。

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あんまり広い動物園ではないけれど、工夫を凝らしてて、お客さんを楽しませようとしてるのがよく分かる。手作りの説明資料とか雪像とかも良いね。

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シロクマ。



もぐもぐタイム(動物にエサをあげる時間)に水の中を泳ぎ回るシロクマは迫力があった。
自然の姿を垣間見た気がした。

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オオカミ。



カッコいい。
(ピントが金網に合ってしまった・・・)

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アザラシ。



飼育員のお姉さんについて回る高齢のアザラシがいた。
投げられた餌を必ずキャッチするアザラシは凄い。

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15時15分くらいにもう蛍の光が流れ始めた。閉演時間は15:30なのだ。ずいぶん早いな!

ゆっくり見て回ってたら、時間が足りないくらいだ。



自分用に買ったんだけれど、久しぶりに会う友達へのプレゼントになった・・・はずだったんだけれど、やっぱり自分のモノになった缶バッチ。

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ホテルには17時前に到着。



ホテルから見た景色。


テレビを見ながら作戦会議。
テレビでは『私たちはTPPに反対です』というJAのCMが流れていた。
ところ変われば、なんとやら。
そう言えば街では『北方領土を取り戻そう』と呼び掛ける放送も流れていた。

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数分の作戦会議の結果、昨日の夜行ったお店の女の子が教えてくれたラーメン屋に行ってみることにした。

蜂屋。



少し匂いが気になったけど、美味しかった。

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梅光軒。



良かったと思う。

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夜の旭川。



気温は-6℃だった。

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缶チューハイを買ってきて部屋で飲む。
また悩む。

なんだか良さげなバーがあるんだよな・・・行こうかな・・・でも外は結構雪降ってるし・・・昨日、一昨日と相当飲んできたし・・。

ええい、せっかくここまで来たんだもの。飲みに行こう!

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『cocktail bar spoon』というお店。

土曜の夜ということもあって、お店は結構混んでいた。
バーテンダーさんも忙しそう。
一人で飲んでるのは私ぐらいしかいなくて少しさびしい気持ち。

お通しがエゾシカのシチューだった。
ちょっと驚いた。なんだかよく分からんけれど凄いな。エゾシカ食べていいんだ?

・・・。

普段は飲まないフルーツ系のカクテルばかりを飲む。
たまにはこういうのも悪くないな。

平日の方が楽しく飲めたかもしれない。
友達と来た方が楽しく飲めたのは間違いない。

まあ、そういうこともあるわな。

お店を出るときに店内のBGMが入ったCDを頂いた。
また来てみたいな。
いつか来れるかな?

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明日の電車はどうなるのか。

1月25日(金) 冬の北海道旅行 2日目 札幌市内で咆哮

2013-02-04 23:33:19 | 2013.1 冬の北海道旅行
目覚めた・・・何か違うな。気が付いた・・・でもないな。
意識を取り戻した、だな。

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ホテルのベッドの中で意識を取り戻した。
何も覚えてなくて軽いパニックになる。

そして頭が痛い。めっちゃ痛い。

部屋の電気はついたまま。

えーと・・・
ちゃんと布団の中に寝てるんだから、一人でホテルの部屋までたどり着いたってことだよな?

・・・。

布団から出てみるとパンツをはいてなかった。
どういうことだ?
(→トイレに落ちてた)

机にはコンビニ袋に入った缶ビール2本とおつまみがあった。
まだ飲もうとしてたのか。
(→全然買った覚えがない)

時間を確認。朝の7時半。オーケー、まだ全然大丈夫な時間だ。

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ちゃんとお店にお金払って出てきたのか心配になったので、財布を確認してみた。
5,000円札が1枚残ってるだけだった。
2万円くらい払った計算になる。
やったぁ\(^o^)/

・・・。

デジカメを確認すると、やっぱり深夜の札幌の街の写真がたくさん残っていた。撮影時刻は深夜0時50分から1時45分頃まで。最後の写真がホテルの近くっぽい。
しかし写真撮り過ぎ。113枚もあった。何やってんだよ、俺。



(↑泥酔してるくせにオシャレな写真を撮ろうとしたらしい)


頭痛い。

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ホテルで朝ご飯を食べた後、スタバで今日の予定を考えたり、反省会をしたり。頭が痛かったり。マジで頭痛い。激しい二日酔い。

☆今日の予定
羊が丘展望台に行って、クラーク博士に会おう。
そのあとはまた札幌に戻ってきて・・・。うふふ。
でも頭痛い。


☆反省会
昨日の女の子は指名して延長してからは楽しかったよなぁ・・・それまでは酷かったなぁ。
でも女の子は悪くない!店が悪い! と、信じたい。
それにしても飲み過ぎたな。飲まされた、なぁ。それに調子に乗ってたなぁ。アホだなぁ。あんなボトル空けたって何か良い事がある訳でもないのに・・・ 頭痛い・・・。
旅行1日目から飛ばし過ぎだよ。


☆頭痛い。
まじで痛い。だるい。アイスティ飲んだって治る訳ないんだけど、何か刺激の少ない澄んだ飲み物が必要だよ。本当に頭痛いよ。

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とりあえず、羊が丘展望台へ行くことに。

地下鉄、バスを乗り継ぐ。
バスの窓からは相変わらず雪で白い街並みが見える。
当然雪も降ってる。めっちゃ降ってる。

私のほかに誰か行くのか?と思ってたけど、意外にも10人くらいはいた。
半分くらい中国人だったけれど。

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クラーク博士は雪の日だって少年に大志を抱かせるポーズをとっていた。



けれど、博士の後ろは何も見えない。ひたすら白い。雪がひどい。


次のバスで帰ることにした。

帰る間際に雪は弱くなって見通しも良くなったけれど、だからと言って何かやりたいことが増える訳でもない。


帰るのは私ともう一人だけだった。
みんな、こんなところで何するんだろう・・・。

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札幌市内をふらふら。
雪はすっかり止んで、歩きやすくなった。

頭が痛くて昼ご飯なんて食べたい気分じゃなかったけれど、せっかくここまで来たのでラーメンを食べる!と決意した。旅行前にチェックしてたお店に入る。



味噌ラーメン発祥の店、ということらしいけれど、あまり味噌ラーメンっぽくないラーメンだった。
最初、これ塩ラーメンじゃね?と思ってしまった。

頭が痛くて体調も良くないせいで、なんか・・・残念。

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ドトールでコーヒー飲みながら休憩。

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ふたたび時は動き出す。
薄暗くなり始めた札幌市内を歩き回る。

夕方の時計台。



閉館15分くらい前に中に入った。

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赤レンガの旧北海道庁舎。



木の枝に停まる大勢のカラスたちが不気味だった。

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札幌テレビ塔から見た大通公園。



きれい。



テレビ塔と月。

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街のイルミネーション。



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夜ご飯。

♪じん、じん、じぎすかーん。
だるま、というお店。
本店は見つけられなかったけれど、たまたま見つけた『だるま4.4店』で頂きました。
この頃には頭痛もだいたい回復してたのです。



めっちゃ美味しかった。これが羊肉なのか!すごくうまいな!

私が入った時はそんなに混んでなかったのに、私が食べ終わる頃には待ってる人がたくさんいた。

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狸小路のどこか。



入ってみたくなる素敵なバーが何軒かあった。

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さて・・・今夜も行くか!

1月24日(木) 冬の北海道旅行 1日目 札幌市内を彷徨

2013-02-03 16:40:54 | 2013.1 冬の北海道旅行
午前10時、夜勤を終えて部屋に帰る。
荷造りはほぼ終えているので、部屋の方付けをする。
帰ってきたとき、部屋が汚いとテンションが下がるよね。

荷物の最終確認。
去年の夏は、いちばん大事な旅行のチケットを忘れたからな。
よく確認しないとな。
財布、ケータイ、デジカメ、チケット、充電器等・・・。

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電車を乗り継ぎ、羽田空港へ。
飛行機に乗るとなると、やっぱりちょっと気分が高揚する。

空港には政府専用機がいた。



アルジェリアの人質事件で使われたのだろう。
(あとでニュースを確認したけれど、このとき見た機体は実際に使われたものではなくて予備機だったと思われる。)
間近で見るのは初めてで、『やった、珍しいモノ見れた!』という気持ちもあったけれど、今回は任務が任務なだけに暗い気持ちになりました。

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少し空席も残る機内。
本当はB-787の予定だったんだけど、例のバッテリー関係のトラブルのせいで機体変更。


ぶーん。


飛行機で飛んでいる間に、すっかり外は暗闇に包まれてしまった。窓を見ても自分の顔が映るだけで面白くない。それでも顔を近づけて地上の方を見れば、まばらながらも明かりが見える。北海道の上空なのだ。


千歳空港には思いのほか雪はなかった。
そして思いのほか人もいない。
こんなもんだっけ?
羽田にはうじゃうじゃ人がいたのになぁ。

それにしても15年ぶりの北海道。
前回は中学3年生の時の家族旅行。

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電車で札幌まで。
普通のJRの快速なのに、電車は特急列車のような作り。外の音はあまり聞こえてこない。前のシートのポケットには北海道をPRするためのパンフレットもある。

カトン、コトン・・・。

外は真っ白で、雪も降っている。
それはこちらでは当然のことなんだろうけれど、私にとっては東京での日常とはかけ離れた世界に見えるので、なんだかワクワクしてくる。
地元の岐阜だってそれなりに雪は降るし積もるけれど、それでも今までに見たことのない積もり方だと思った。そして何かが違う。人も車もいつも通りなのだ。雪に慣れていない世界とは全然違う。

中国からの観光客も多いのだろう。
車内ではよく中国語が聞こえてきた。

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夜の7時前くらいに札幌到着。

ホテルに荷物を置き、夜ご飯を食べに外へ出る。
予約したお寿司屋さんはすすきの駅の近く。札幌駅からは少し遠い。地下鉄で2つ先の駅。

寒いし、雪もパラついていたけれど、街を歩いてみたくなった。
札幌という街を見てみたい。どんなところなのか理解したい。
地下鉄で行くのは面白くない。
予約の時間にはまだ余裕がある。

てくてく。

雪のせいでみんな地下街を歩いているのか、人通りは多くない。
だけど街を見てるだけで面白い。白い。雪もサラサラしてる。

歩道の雪は踏み固まってて、少し滑りやすい。
転びたくなかったし、それに暖かそうだったから、トレッキングシューズを履いてきた。あまりオシャレじゃないから嫌だったんだけど、それで正解だったと思う。

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しーすー。

美味しかったけど、ちょっと高かった気もする。
まあ、酒もそれなりに飲んだし、追加で何個か握ってもらったし、そんなもんか。



というかカウンターに座って、しかも目の前で握ってもらうってのは初めてだった。
食べ終わったらすぐに次のヤツ握ってくれるのね。

つい数時間前までは東京にいたんだよね。
なんだか北海道に・・・札幌にいる、という実感がまだないなぁ。

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久しぶりに酒を飲んだせいか(と言っても5日ぶりくらいだけど)、旨いモノ食べて気を良くして飲み過ぎたのか、理由は定かではないけれど(笑)、とにかく思いのほか酔った。

このあとの足取りは詳しく覚えていないけれど、夜の札幌の街の写真を撮りつつ歩き回っていたようだ。デジカメには時計台やテレビ塔などの街の風景の写真がたくさん残っていた。



やっぱりサッポロビール。



時計台の時刻は夜10時15分。

・・・。

で、最終的にすすきのに戻ってきた。
それはもう、吸い寄せられるようにして戻ってきた。
抗いがたい何かが俺をそうさせたのだ。
抗いがたい『20代最後だから俺は遊ぶ。ここまで来たからには遊ぶ。』という意志が、他の全てのものを蹴り飛ばしたのだ。

客引きの兄ちゃんに捕まってみた。
ほんの数日前、Yahoo!トピックスで『ススキノには悪質な客引きがたくさんいるから要注意』的な記事を読んだばかりだったけど、とりあえず話を聞いてみることにした。

そしてそのまま店に入った。

そこで何をしていたのかというと・・・物凄く平たく言えば、女の子とお酒飲んでいたのです。
飲み過ぎた。こういう店でよく見かける『鏡月』とかの濃いグリーンのボトルを1本空けた。2時間弱で(延長した)。


で、記憶がありません。

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1日目、終わり。2日目に続く。

1月23日(水) 冬の北海道旅行 0日目 経緯とか準備とか

2013-02-03 16:02:15 | 2013.1 冬の北海道旅行
―― これは、抗えるものたちに対する、神からの最後通告と言えよう。

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なぜ冬の北海道へ旅に出ようと思ったのか。

今回は20代最後の旅行です。旅の最後に30歳を迎えます。
だから絶対に思い出に残るものにしなければなりません。
ここで躓いては私の30代に悪い影響が出ないとも限りません。

何をしよう?何をすれば記念に残るだろう?

いろいろ考えているとき、ふと、ひとつのアイデアを思いつきました。
思いついたと同時に、それは確信に変わりました。
これしかない。
ちょっとセンチメンタルだけれど、笑われるかもしれないけれど、これなら一生の思い出になるかもしれない。


『日本の最北端で、20代最後の夕日と30代最初の朝日を見よう。』


ふとひらめいただけの、ただの思いつきの割には、なかなか良いじゃないか。
むしろ、これしかないんじゃないかな・・・。

・・・いいな。これで決定だ。

- - -

この旅を終えたあと、私はこう言うのだ。
俺の20代はオホーツクの海に捨ててきた、と。

そして続けてこう言うのだ。
俺の30代はあの最北端の朝日とともに始まったのだ、と。


・・・などと、中二病的なくだらない妄想を膨らませつつ旅の行程を考えました。

- - -

せっかくなので20代最後の遊び納めもしよう。
遊びまくるぞ。それはもう遊ぶぞ。ススキノで。

美味しいモノも食べなきゃな。
お寿司、ジンギスカン、ラーメン・・・。


お金のことは気にしない。

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でも、良く調べてみると、冬の宗谷岬は晴れる日が少ないようだ。
冬の宗谷岬の朝日。いくら検索してみても情報が出て来ない。

・・・。

まあ、行ってみなきゃ分かんないよな。
とりあえず行くのだ。
当日の天気だってまだ分からないんだし、行ってみなきゃどうなるか分からん。
行けば分かるさ。


いざ、北の大地・北海道へ。

- - - - - - -

という訳で、しばらく旅行記が続きます。