ケーキ屋は混んでいた。
俊輔は驚いた。いつもこんなにお客が多いのだろうか。人気店ともなるとこうも違うのものなのか。
・・・いや、違う。今日はホワイトデー。ここにいる、普段はこんなところに来そうにない人たちは、バレンタインデーのお返しにケーキを買いに来てるのだ。かく言う自分もその1人。みんな考えることは一緒なんだなぁと、彼はあきれつつも思った。
彼は散々迷った挙句、苺をふんだんに使ったホールケーキを選んだ。
ついでにマカロンも買う。
『これでいいかな?すごい高いチョコみたいだったからなぁ』
自分に欠けているのはセンスとお金だということも充分理解している彼だった。
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「ケーキ買ってきたよ」
「ん?なんで?」
「いや、ホワイトデー的な」
「ああ、すっかり忘れてた」
「ジャーン!」
「「おー!」」
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妹にも母にも喜んでもらえた。
俊輔は驚いた。いつもこんなにお客が多いのだろうか。人気店ともなるとこうも違うのものなのか。
・・・いや、違う。今日はホワイトデー。ここにいる、普段はこんなところに来そうにない人たちは、バレンタインデーのお返しにケーキを買いに来てるのだ。かく言う自分もその1人。みんな考えることは一緒なんだなぁと、彼はあきれつつも思った。
彼は散々迷った挙句、苺をふんだんに使ったホールケーキを選んだ。
ついでにマカロンも買う。
『これでいいかな?すごい高いチョコみたいだったからなぁ』
自分に欠けているのはセンスとお金だということも充分理解している彼だった。
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「ケーキ買ってきたよ」
「ん?なんで?」
「いや、ホワイトデー的な」
「ああ、すっかり忘れてた」
「ジャーン!」
「「おー!」」
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妹にも母にも喜んでもらえた。