にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】第70回新開地寄席

2013年03月18日 | 落語会
第70回新開地寄席(2013.3.17 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
笑福亭呂竹さん「牛ほめ」
桂雀喜さん「親子酒」
桂文喬さん「悋気の独楽」
桂雀三郎さん「天神山」

今回はチケットを持っているお客様は107名。満員御礼でございます。100人超えはやはりうれしいですねぇ。
開演前にスタッフのあいさつと携帯の電源はお切りくださいの案内があるんですが、携帯の電源をお切りくださいって言ってまもなく携帯が鳴った。ウケましたねぇ。下座にいた落語家さんたちにもウケてたようです。でも案外、携帯を切ってもらうためにはこのアクションって面白いかもしれない。このタイミングでなると自分の携帯ちゃんと切ったっけ?とみなさん再度確認されるようですからね。こういう仕込みはありかも。

当日の看板のお写真は前回ご出演いただいたときのものを使用しているんですが、なんと呂竹さん。その時と同じ着物だったようで、一枚しかないわけではありませんと、ご自分の着物をネタをマクラに。それがいい感じでウケて、いい感じに乗られて「牛ほめ」へ。
何度も聴いている「牛ほめ」ですが、今まで聴いてたのと少しアレンジが違ってて、アレンジの違いというのが、はっきりわかって面白かった。

お次は雀喜さん。まずはマクラ・・・。ところが、落とすところで噛んじゃった(笑)。肝心なところで噛んじゃうと、収集つきません。ちょっぴりグダグダで「親子酒」へ。酔っ払い演技がウケてましたねぇ。そうそう、あのうどん屋でうどんを唐辛子まみれにする噺ってこの「親子酒」だったんですね。なんの噺かもわからないけど、あの唐辛子のシーンだけは知ってたんですよ。あのうどん屋に絡むシーンだけで、一つの噺出来そうですよね。

私は初めてお目にかかる文喬さん。少し長めのマクラだったんですが、ウケました。「人差し指が骨折してた」が一番ウケた。私、こういうネタ大好きです(笑)。マクラで客席の心をつかんだ文喬さんは、そのままのノッた勢いで「悋気の独楽」。このネタも私はもう何度も聴いてるんですが、しっかり落ちる面白い噺ですよね。文喬さんの落語、また聴きたいですね。

トリは雀三郎さん。雀三郎さんの「天神山」は私は二回目です。変わった奴というマクラで出てきたのは、前回同様二代目桂春輔さんでした。この方の映像って残ってないんですかね。これだけネタとして登場する人ぜひとも一度見たいものです。「動物園」をトラではなく象でやったというのを誰か再現してくれないものでしょうか?(笑)。しかし変ちきの源助と同じような髪型・・・とご自分の髪型を笑いに組み入れるとはさすがです(笑)。雀三郎さんの噺はいつも明るくて楽しい。そういえばシリアスものって聴いたことないな。一度シリアスなものも聴いてみたいものです。

今回はカメラマンの任から離れて、じっくり落語堪能させていただきました。スタッフとして参加するから、本当にこの会は楽しい。客の入りがよくって、ノリがいいとなんだかすごくうれしく楽しくなりますしね。
ただ、次回は新開地音楽祭という大きなイベントが5月にあるために、落語会は7月21日です。雀三郎さん以外の演者さんはまだ未定。次回は暑い盛り、ぜひとも暑い夏の熱い落語会にしたいものです。