にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『世界にひとつのプレイブック』

2013年03月03日 | MOVIE
『世界にひとつのプレイブック』Silver Linings Playbook(2012年/米)
監督:デヴィッド・O・ラッセル。
出演:ブラッドリー・クーパー。ジェニファー・ローレンス。ロバート・デ・ニーロ。ジャッキー・ウィーヴァー。

妻の浮気を目撃したことで、心のバランスを崩し、浮気相手に暴力をふるってしまう。それにより病院に収容されていたが、母のおかげでなんとか退院することが出来、実家へと戻ってくるが、彼の心の中には再び妻と一緒に暮らすことしかなかった。そんなある日友人の義妹であるティファニーと出会う。彼女もまたパットと同じく夫を事故で亡くしたことで心を病んでいた。やがてティファニーはパットの妻に手紙を渡すことを条件にパットをダンスコンテストのパートナーに誘う。

実は私、この作品ま全くのノーマークでした。ところがアカデミー賞の授賞式を見てて、すごくこの作品が気になり、観に行きたいなぁ・・・と思ってたら、なんと、もう上映されてたんですね。(^-^; ってことで早速行ってきました。
いやあ、しかしパット。君、確かに危ないわ・・・。でもね、家に帰ると風呂場で嫁があんなことしてたら誰だってキレるだろう?ま、やりすぎたんだろうな。殺さずに済んでよかったくらいの勢いなんだろうな。でもここまできてまだ嫁に執着する気持ちがわからん。だから病んでるんでしょうね。しかし、夜中に探し物をしていていきなりキレだすパットに、思わずヤバイと思った。だって、私も探し物が見つからないとキィ~ッってなることあるもん。つまりは誰しもどこかでプッとスイッチはいっちゃうかわからないってことなんでしょうね。デ・ニーロ扮するパットのパパもある意味危ないもの。
人って壊れるのってホントに簡単なのかもしれない。でも再生って難しいんだろうな。人によって人は壊れるけど、その難しい再生にも人が必要なんですよね。夫の死後、同僚全員と寝たというティファニーは初め、パットをベットに誘うんだけど、結婚しているのにとパットはあっさりと拒否。そこからパットに興味を持ったティファニーは、パットに自分の再生を賭けたのかもしれません。そしてパットにとって迷惑な存在でしかなかったティファニーだけど、やがてティファニーのサインに気づき・・・。この映画の面白いところは、二人の再生のラブストーリーではなく、二人が近づくことで、なんだかみんなが二人のまわりに集まってきたような感じになるところなんですよね。
ただ、この作品、英語が堪能だったらもっと楽しめたんじゃないか?って思うんですよ。つまりは・・・台詞が多い!なんだかみんなマシンガントーク!(笑)。レンタルになったらもう一度吹き替えで見ようかしら。(^-^;
そうそう・・・最初この作品のタイトルの意味がわかんなかったんですが、プレイブックってアメフトの作戦書のことだそうで、つまり世界に一つの作戦書。いい邦題ですよね。人が人として再び立ち直るために立てる作戦は絶対に一つじゃないですもんね。

-2013.2.27 TOHOシネマズ鳳-