にゃんこな日々

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【落語】第31回桂米二 音太小屋寄席

2013年02月03日 | 落語会
第31回桂米二 音太小屋寄席(2013.2.2)
-演目-
桂弥太郎さん「狸の賽」
桂米二さん「田楽喰い」
桂ひろばさん「天災」
桂米二さん「百年目」

弥太郎さんの落語は今回が二回目。吉弥さんのお弟子さんで、以前ちょうど「龍馬伝」やってたときに弟子入りなさったからあの岩崎弥太郎からとったお名前だと聞いたんですが、あの香川さんの弥太郎はあまりにもインパクトあったんで、そのおかげで彼の名前は忘れそうにないですよ。お顔は忘れそうですが(笑)。
「狸の賽」を生で聴くのは二回目。今回はちゃんと天神さんの恰好でオチでした。

続いて終電一本前で寝過ごして草津まで行ってしまったという米二さんの登場です。長い距離走ってる電車はこれがあるから怖いですよねぇ。うちは万が一寝過ごしても大阪府から出ることはないのでまだ安心ですが。
「田楽喰い」は初めて聴く噺です。タイトルだけ聞くとどんな噺なんだろう?って思っちゃいますが、内容そのまんまやん!というタイトルでした。案外落語のタイトルって安直なんですよねぇ。しかしこれ出だし「寄合酒」とほとんど一緒なんですね。ネタ出ししてない寄席で最初だけやって、「さ!今話してる噺は何でしょう?」なんてやられたらわかんないよね。ホントは微妙に違うのかもしれないけど。「んづくし」が素晴らしい。楽しいお噺です。

ひろばさんは初めて?二回目?ざこばさんの御弟子さんってひらがな三文字だからなんか覚えにくいんだよ。しかし、ざこばさんの御弟子さんだからか、主人公が短気な男だからか、なぜか口調がざこばさんでした(笑)。

「百年目」。いい噺ですよねぇ。なんていい大旦那さんなんだろう。ナンエン草のたとえ話は素晴らしい。ネットで調べると本当の話ではないそうですけどね。旦那という言葉の語源は古代インドの仏教用語「ダーナパティ」お布施をする人、つまりお金を出す人だそうです。「ダラパティ」と似てるよね。「ダラパティ」も頭目って意味だから案外ここから来たのかもしれないな。って何の話かわかんないよね。スルーして下さい(笑)。
オチの百年目は「ここで会ったが百年目」なんてよく時代劇で聞くからその意味だと思ったんですが、調べたら「たとえ百年の長寿を保てたとしても、結局最後には死を免れないところから命の瀬戸際のことをいう」んだそうです。
落語って面白くってそしてためになりますねぇ(笑)。