西洋美術館において初めての日本人アーティスト、しかもコンテンポラリー作家で1名除いて全員存命の方々とのコラボによる企画展。
サブタイトルは「西洋美術館、65年目の自問ー現代美術家への問いかけ」
同館HPに西洋美術館の企画意図が述べられているそれがありましたので、いつ迄リンクが有効か分かりませんが以下に参考まで:
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ|国立西洋美術館
会期当初は訪問どうしようかなあ…と思っていたのは、タイトル的に西洋美術館とアーティストが正対する企画。
ともすれば頭でっかちにどんどんと制作意図の言葉での説明が多くなって、結果何を訴えたかったのか作品そのものに魅力のないケースが多いだろうなあ…💣と危うんだから😔👩🎨
フライヤーは最初が会期随分前から配布されていたバージョン。次が詳細な説明バージョン。
そして実際それは杞憂とばかりも言えない本展でしたが、チャレンジ精神は素晴らしい、ということで、会期末に訪問して良かった、が最終的感想。
何時ものように😅コルビジェの作品以外は撮影可だったので、その紹介に徹しますが、それでも言及したいシーンは以下にアーカイブ:
展示はガッツリ中林忠良さんの真正面からの作品群から始まり、これは見応えありました💁♀️
そしこれが第一章を構成します:
ご案内のように西洋美術館の収蔵品は戦前の松方コレクションを土台としており、そのコレクターだった松方幸次郎は日本の芸術家が西洋美術の“本物”にアクセス出来ないのなら俺が収集して日本に持って帰ろう、がそもそもの動機と私は理解していますが、
だからだ⁉️、となる訳ですが…
本章では本当にその空間たり得てきたのか自ら問う、という本展の核心とも言えるタイトル。
その中で主な作家は小沢剛さんの「ペインターF」、どこまでオマージュとして伝わってきたか不明ですが、単純に楽しめました:
内藤礼さんには空かされましたかね⁉️
第3章は「この美術館の可視/不可視のフレームは何か」
コルビジェを改めて見つめたり、美術館たるものの本質について語る方、など正直私には意味不明な点多々でしたが、
それとリンクしないと作品そのものが意味をなさないのでここに貼り付けます:
国分寺かな?の梅津庸一さんの自宅中心に活動を行なっている「パープルーム」という制作集団の活動紹介ビデオその他の雑多区💣な空間の中に「上野、西洋美術館だからか藝大出身のアーティストばかり集めやがって⁉️」的コメントを見つけて思わずバカ笑いしました💦
ここが第6章「あなたたちは何故過去の記憶を生き直そうとするのか?」コーナー。
その梅津庸一さんの作品群、私は多分初見←木場やヒルズで見ています💦、は杉戸洋さんや坂本夏子さんのそれを含め楽しませていただきました。
辰野登恵子さん、唯一存命でない方、はどうキュレーションするのかと思ったらボロックなどの作品との対比で彼女の立ち位置とかが明確になる好キュレーション。
竹村京さん、私をここまで連れてきた?藝大出身の素晴らしい美人(以下のリンク参照):
モネ 睡蓮、柳の反映 (ICC) - シモキタのtokyoboy
実際の作品はICCで拝見したビデオインタビューから想像していたそれが妄想を掻き立てられていたんだ😅が正直な感想。
でもね、改めて記事化の際に考えると、本展では戦後しばらくフランスに留め置かれてその際に一部焼失。やっと日本に来て修復なったモネの「睡蓮、柳の反映」のオリジナルが後ろにありますが、実際そこに復元部分を刺繍することは絶対出来ない💣
第5章、「ここは作品たちが生きる場か?」の主要な構成要素が彼女の作品。
要はモネの色彩について刺繍で失われた画面を再現する過程で彼女が知り得てきたことが凡人たる我々にはここでは伝わってこなかった、なのですが、ICCでは高精細の復元図をオリジナル、及びその倍で作り出していましたので、竹村さんの友人がおっしゃったように、復元図8枚に再び刺繍をママで施したらその過程で本当にモネの意図と、竹村さんの創作が絡み合ってくるのでは、というコメントに納得しました。
そういう意味で今回の企画展意図には明確にマッチしていました。
他のアーティストも凄いラインアップでしたが本展出展のそれは?的なもの(個人的感想です)もあり、以下にてアーカイブ:
幕間劇というセクションがあって、上野~山谷間という住所不定というか日雇い労働者とそのサポート組織。そこに西洋美術館当時者が関係してきた記録記的コーナー。
凄い物量、多分インバウンドの方には意味不明だったかと思います:
最後に…
時間が無くなってスキャンした常設展の中から新規収蔵品を中心に撮ってきたものをアーカイブ。最初から、「水呑み壺」ホアキン・ソローリャ、1908年。「花の冠」アリスディード・マイヨール、1899年。残り2枚はお分かりのようにピカソ、「小さな丸帽子を被って座る女性」1942年、「女性の胸像」1942年:
などなど、まあ取り留めのない記事構成で申し訳ありませんが、私的にはこれでライブ記録として役立つということでご勘弁を…💣💣💣
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