シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

MU(無)-ペドロコスタ&ルイシャフェス展 (原美術館)

2013-01-29 | アート・文化

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さて、ぐるっとパス2012Part3も終了。

程なく始める予定のPart4までの間、未訪の美術館に行ってみましょう、と選んだのがこちら、原美術館。


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隣のホテルラフォーレには研修で泊まったこともありますが、基本的にはソニーの人か近隣住民(お金持ちでしょうね…)以外には殆ど通る機会もない、東京山手線盲腸部分、という表現が適切なエリアにあります。

こちらも元々邸宅だったとか。

さあ、到着しましたよ。


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現在の企画展はポルトガルの映画監督と彫刻家のコラボとか。 

事前に同館HPで両名のインタビューを読んでおいて良かったなあ、と思いました。

基礎知識なしでいきなりこれ、はかなりキツカッタかと^^; 


主に話しあったのは、展示会場となる原美術館のスペースが元邸宅であり、場所自体が持つ記憶だったといいます。 とのこと。そして、それに合わせたインスタレ―ションも創られた。


例えば、コスタ監督の場合、最近は登場人物(今回の場合、リスボン郊外の貧民窟に住む初老の男性)と語り合うアーカイビングに近い作品を創っているそうですが、今回もそれを場所に合わせて編集したものがありました。

というか、場所を踏まえてオーディエンスに(頭の中で)編集して見ろ、とのことのようです。


でもねえ、結構長尺なビデオで、しかも動きは少なく、話されるポルトガル語は分からなく、ですからなかなか共鳴するには至らなかったな


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シャフェスも鑑賞者の反応を期待する、とのことでそれに”この場”が重要なのでしょう。

で、その鑑賞者としてはシャフェスの作品にはピンと来たかな

写真撮影OKのものもあったのでここに添付しますが、鉄にペイントを行った作品がそのスペース、光(と影)の中でどう見えたかお分かり頂けますでしょうか?


いずれ、この原美術館、そんなに大きくはない邸宅です。長閑にカフェでランチを楽しみつつ、がいい使い方かも…

1月30日には「レヴィ=ストロースの庭」や「パリを歩く」といった本の著者、港千尋さんが講演するそうですが、そんな空間と時間、思考の流れを見る人が解説するんだ、と妙に納得した展示でした。

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