前回購入のぐるっとパス有効期限切れ当日から始まった本企画展。
どうせ割引きは100円だけだし、松園さんの作品だけだとたぶん単調になる、と訪問するかどうしようか考えていたところだったのですが、日経主催ということもありこの日の直前一面3連続特集で煽られ、ついに竹橋にお邪魔しました…
で、写真最初は毎日新聞社の地下鉄出口を出たところですが、交差点の向こうが既に行列を予想させる様子
長蛇の列を形成するは年齢層高い方々。チケット購入だけで40分待ち、という状況でした。思わず仰ぎ見たのが2枚目の写真です^^;
さて、従前何処かの紹介記事で、松園さんの作品に影響を与えた他の画家の作品も展示される、と見たような気がしていたんですが、実際には松園さんの作品のみでした。
正直言って、お若い時の作品の方がtokyoboyは好きかな…
20代の頃からしっかりとした作風で色々と工夫も見えるのに対し、大家になって老境に達してからは大胆(背景を切り捨て、対象に特化)、でも同じパターン、というのが見えてきてしまいました。
明治期のものは伝統的日本画風を受けて”うまいなあ”と感心したのですが、老境に入られた頃って既に戦後ですから、そういった意味での同時代性がまったく感じられない
芸術家はやっぱりチャレンジするところが必要だと思いますし、彼女が洋装の女性とか描いたら面白かったろうに、と考えてしまいます。
あ、でもね、凄いなあ、と思ったのは簾とか紗の掛かった着物越しに下の様子が見える技法。丁寧に、綺麗に仕上げる様は一見の価値あり、でした。
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