絵画の行方2022 (SOMPO美術館) - シモキタのtokyoboy
実はこの時2展合わせて割引いただけるチケットをネット購入していたんですが、それは前回終了直前。
それぞれの会期は比較的短く、うっかりしたら終わっちゃうぞ、と再訪の西新宿。前回は雪の中、今回は4月並みの気温ということで…
開催趣旨は当館HPでご覧いただきたいのですが、出身、使用メディアに関わらず平面作品であれば誰でも参加出来、公平な審査が受けられる、が肝。
今年はコロナ禍もあって新人の方の参加費を無料にしたとか、参加バリアも低いのですが、
でもこうした大作は制作費だけでも、制作場所とかもありますからね…、それだけで真剣度を測ることは出来ようか、と思います。
最初に紹介がが今回のグランプリ、「Farewell」、新藤杏子さんの作品。
続いて「1人で死にたくない」マツシタユキハさんの作品で審査員特別賞。
雑然としたアパートの一室を丁寧に描き出したこの作品はうーん、と考えさせられました。コロナ禍の中自宅待機が惹起されるタイトル込みでの作品であります。逆に時節に乗っているので、その普遍性は?もありますけどね。
そして3枚目は共に入選作(本展で9人の特別賞以外の方)で、絵の具のマチエールの出し方が面白い、とのことで選ばれていました。
今回は「あなたの選ぶグランプリ」という企画があって、1枚だけ選べる投票券を持って館内を歩いたので、その目で自分なりの候補作を撮ってきています。
「光の森」、矢島史織さん、優秀賞。
続いて只野彩佳さん「彩歩き」。これ結構好きでした。
最後は超写実画、美味しそうな「BREAD-135」、倉田和夫さん。
自分なりに選ぶ、は楽しいもので、数は絞ったつもりですがかなりの枚数になっています…
次はお分かりになれますか、ある意味点描画。「失われた晩餐」成瀬拓巳さん。
こちらはカラフル、「栂尾の秋」望月強さん。油画なんですが色の発色とかすごく独特でかなり惹かれました。
そしてカワムラナナさん「どう解く」。
この辺から抽象表現の作品に移行、だからか、後半だからかタイトル名撮ってきていない作品があります。
その中で、2枚目のが確か桃山三さん「ディストピア」。私的グランプリで最後まで悩みました。
ジャジャジャーン‼️、それでは私的グランプリ発表…
中野ともよさん「Potager」
ご覧の通り、野菜とか果物がモチーフ。
そのつながりが醸し出す不思議な雰囲気とシンプルな画面構成が私的にグランプリ。
本記事アップ時には終了しているので是非ともお運びを、とはいえないのですが、さあ「オーディエンス賞」は誰になるのかな…