goo blog サービス終了のお知らせ 

東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

もっといいブログ書きたかったなぁ

2022年11月17日 18時49分38秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。
2年スナイプクルーの神田です。

全日本インカレを終えて、ブログを書かせていただきます。


まずは、4年生の皆さんへ。
これまで本当にありがとうございました。
ヨット競技に熱く全力で向き合いながらも、学年が2つ離れた僕たちにも親身に寄り添ってくださり本当に感謝しています。
本当ならば一人一人にコメントを書きたいところですが、迫り来るGPと試験のため…またの機会に直接伝えようと思います。すみません。
4年間の部活動の分ゆっくり休みつつも、たまに部活に来ていただけると嬉しいです。待ってます。


さて、ここから全日本インカレを振り返ります。

成績はSNSやみんなのブログにある通りです。
チームとして確実に1歩前に進むことができたことへの喜びとともに、全国の場ではその一歩だけではまだ足りないという厳しさも実感する結果となりました。

僕はインカレの前入り期間、そして、レースの前半2日間レスキューに乗せていただき、スナイプチームのサポートをしました。
どのペアも、各レグで着実に順位を上げ、目標圏内で帰ってくる。
普段練習している環境とは全く異なる琵琶湖においてもそれぞれが自分たちの役割を確実に発揮して、まさに東大ヨット部として戦う団体戦の強さが表れていたと思います。

スナイプの目標の優勝、また全体としての目標の総合入賞には届きませんでしたが、先輩方が素晴らしいバトンパスをしてくれたこと、本当に感謝しています。
これを無駄にしないように、これからの1年間、そして、さらにもう1年と仲間と共に切磋琢磨していきます。

引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

神田陸人

好んだチーム

2022年11月17日 14時10分33秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております、2年スナイプクルーの今川穂乃香です。
全日本インカレの振り返りをさせていただきます。

今回の全日本インカレは470、スナイプの両クラスが出場することができ、470は2年連続の出場、スナイプは3年ぶりの出場となりました。結果としては470が17位、スナイプが5位入賞、総合では9位でした。
去年に引き続き、全日本に連れていって下さったレースメンバーの皆さん、本当にありがとうございます。去年とはまた違う視点で全日本を味わうことができ、とても刺激的でした。

スナイプチームとしては53年ぶりの5位入賞で、東大の強さを目の当たりにしました。
私は今回、1、2日目は陸で珠屋として、3、4日目はチームボートに乗ってサポートとして携わらせていただきました。秋インの時とは違う艇数と雰囲気とで私まで緊張していましたが、レースメンバーは想像もできないくらいの緊張だったと思います。その中で毎回しっかり前を走っている姿は本当にかっこよく、尊敬しました。最終的には目標である優勝には届かなかったものの、4日目レースをせずに終わって曳航している時のレースメンバーの清々しい顔は忘れられません。この1年間、優勝を目指して様々な努力や尽力をしてきて、入賞という結果を出して終えることができて本当によかったと思っているのだろうと感じました。

スナイプチームは去年秋インカレで11位という成績で終わり、全日本を経験している人が一人もいない中でのスタートでした。その中でもチームリーダーの大根田さんは代替わり直後から全日本入賞を最終目標として掲げていました。正直、当時はその目標を全く想像ができなく、すごいなぁとどこか他人事のように聞いていました。しかし、一緒に練習するたびにレースメンバーのヨットの上手さを実感し、レースメンバーがレースに出るたびに全日本入賞が現実味を持っていくのを感じていました。しばらくして目標を全日本優勝に変えた時には本気で信じることができました。

今年のスナイプチームは下級生育成の期間と実践期間をしっかり区別し、下級生にもしっかり教えてくれて、でも同時に上級生も着実に実力アップしていて、最強のチームづくりでした。下級生としてはとてもありがたいことにしっかり乗艇機会を作ってもらえ、たくさんレースにも出させてもらいました。個人的には迷惑ばっかりかけてなかなか手のかかる後輩だったとは思いますが、そんな私にも毎回丁寧に教えてくださったり、気にかけて下さったり。全日本では4日間陸にいさせることもできたのに、3日目と4日目はサポートボートに乗れるように働きかけてくださりました。最後の最後までチームのことを考え続けて下さった大根田さんには本当に感謝しかありません。このような素晴らしいチームにいれたことがとても幸せでした。


最近新3年として同期ミーティングをしました。去年はただ先輩についてって自分のことを気にしてばかりでいることができましたが、そろそろ運営の方に関わるようになっています。去年、素晴らしいチームを経験させてもらったので、それを目指して尽力していきたいです。同時に来年こそはスナイプチームで優勝するしかないと思います。そのためにクルー力を根本的に上げなければいけません。本格的にクルーを始めたのは3ヶ月ほど前ですが、同期に引けを取らないくらいまで急ピッチで上達していきたいです。

最後になりましたが、4年生の皆さん、4年間、本当にお疲れ様でした。今年の目標である「好み好まれる」、私はこのチームをすごく好んでいました。すごく楽しくて強いチームを作ってくださり、ありがとうございました。
またこの1年間、応援して下さったLBや保護者の皆様、ありがとうございました。これからもさらに強くて好まれるチーム東大を作っていきたいと思いますので、応援の程、よろしくお願いいたします。

今川穂乃香

全国の舞台

2022年11月16日 19時48分00秒 | 全日本インカレ 2022
お世話になっております。2年470スキッパーの澤田です。

先日、11月2日から6日にかけて全日本インカレが琵琶湖の柳が崎ヨットハーバーで開催されました。今年の東大は両クラスが出場し総合入賞を目標に掲げていました。

僕は応援とサポートをする側でしたが、まずは先輩方、去年に引き続き全日本の舞台に連れてきてくださりありがとうございました。全日本インカレを2年連続で体感したことで、自分も来年再来年ここに来たい、来なくてはならないという思いが強くなりました。

去年とは違い、出場していた先輩方とは一緒にヨットに乗っていたこともあるし、一緒に走り合わせやコース練をしたこともあるし、かなり関わりがあって、一人一人どんな性格でどの風域が得意でどんな癖があるかまでなんとなくわかっていました。今年の代は去年全日本でいい結果を残せなかった反省を活かして、全日本総合入賞という目標を事あるごとにチームに言い聞かせ、練習を一生懸命やるだけでなく、新艇購入に働きかけたり新たにコーチを招聘したり、かなり早くから琵琶湖に前入りしたりと、高い目標を本気で実現しようと頑張っているのだと後輩として感じていました。だから、その先輩達が全日本の舞台でどれだけ通用するのかすごく気になっていました。

結果として470チームは17位、スナイプチームは5位で総合9位。近年の中では好成績を収めたものの、思いっきり喜べない結果となってしまいました。でも、特に470チームの先輩方は後輩に対して申し訳ないなんていう気持ちは持たないでいいと思います。本当に一生懸命練習していたこと、本人たちが一番悔しがっていることを知っているからです。

これから自分達がどうやってこの結果を受けとめてさらに上を目指していくのかを考えていかなければなりません。正直言って、今年の練習を見てきた身として、果たしてこれ以上の練習があったのだろうかと思ってしまいます。でもきっと違うやり方はいくらでもできただろうから、試行錯誤してより強くなるための練習や部のあり方というものを考えていこうと思います。

最後に、4年生の先輩方、ヨット部生活本当にお疲れ様でした!そしてさまざまな形で応援してくださった保護者やLBの方々、本当にありがとうございました。今後ともご支援•ご声援のほどよろしくお願いいたします。

ディンギー班2年 澤田健太

大詰め

2022年11月03日 12時46分26秒 | 通常練習
こんにちは、仰秀3年の伊東です。昨今の活動報告を致します。

主将の青木維摩が月光チームのクルーとして北米選手権に参加しているため、裏で二週間ほど留守役を任されていました。慣れないメンツでの出場となった関東選手権も終わり肩の荷が下り、軽く放心状態で一週間を過ごしています(笑)。

10/22は留守組4人に加えて千葉大学ヨット部クルーザー班の2人で主にスタート練習を中心に関東選手権に向けて練習を行いました。関東選手権では普段ピットをやっている友成にスタートのリードを任せることになっていたので、とにかく回数をこなしスタートの型を身に付けてもらうことに専念しました。トリマーの自分もラインまでの深さやヘルムスマンとの連携など新たに学ぶことが多かったです。

10/23は4人だけの練習で、レースに向けて動作のレベルを高めなくては、と動作練習を計画していたのですが予想外にも朝から無風で昼になっても風が入ってこなかったので着艇し、みっちりトレーニングとe-sailingを行いました。

10/30-31は留守組4人に千葉大学3年をひとりそしてLBの高山さんを加え関東選手権に出場しました。リザルトは以下です。

仰秀:5-(6)-6-6-5-5 総合6位/6艇

代替わり後のポジション配置で、主将不在の中一旗あげてやろうと目論んでいたのですが、おいそれといい順位がとれる訳がないという甘くない現実を見せられました。さりとて、得るものは多いレガッタであったと感じています。関東フリートでのレースはしばらくお休みとなりますが、次期仰秀で出場するプレアニ・アニオルでは必ず結果を残せるようにしたいです。

細かな反省は友成がしてくれた通りです。1日目はスタートと海面選択の未熟さ目立ちました。2日目はスタートが多少改善されただけにボートスピード・ステアリングと冷静なタクティクスの判断の欠如が顕在化しました。反省を次につなげていけたら、と思います。

さていよいよJ/24全日本選手権まで1か月を切りました。この直前期に来期の配置でレースに出たことは大きな意味があったのではないかと思っています。レースという妥協の許されない実践の場でバウマンがヘルムをやったり、タクティシャンがスタートのリードをしたり、マストハンドがバウマンを務めたりすることで動作や銘々の判断を一つ上の次元から見ることができるはずです。ただただ練習をしているだけだと盲目的に自分のノウハウに従ってしまいますが、一度マインドをかえて客観視することは非常に重要です。自分に関して言えば、ただただヘッドセイルのトリムをしているだけではダメで、コースや、もっと全体的なレガッタを通しての戦略、さらに言えば安全管理を含むチームのマネジメントを考えながら走らないといけないのだ、と感じました。この経験のおかげで「フォアデッキとこういうコミュニケーションをとってみよう」、「チームのメンバーにこういう声掛けをしてみよう」、などと普段やっていないこともやってみようと思うようになりました。同時に、こういうことを一年間されてきた維摩さんの偉大さも痛感しております。

残り一カ月間はチームとしての自信を高めることに費やせたら、と勝手に思っています。自信があることはレースを平常心で乗り切ることに繋がるので。泣いても笑っても両手で数えられる回数の練習しか残されていませんが、時間を大切に、するべきことを見極めて最後までレベルを高めていけたら、と思います。

朝晩が冷え込む季節になりました。皆さんご自愛ください。

伊東秀晃

勝ちたい

2022年11月02日 11時51分49秒 | レース反省
お世話になっております、クルーザー班2年の友成です。

10月29,30日に行われました、J24関東選手権について書かせていただきます。

詳細はFBにも載せさせていただきましたが、以下リザルトです。

仰秀 5-(6)-6-6-5-5 計27点  6位/6艇

最下位のレースが3つ、下から二番目のレースが3つ。
率直にいって非常に悔しい結果です。

フォアデッキ、ドライブそれぞれに課題があったと思いますが、ここでは自分の反省を書くにとどめたいと思います。

今回自分はスタートとコース引きをやりました。
以下簡単に各レースの振り返りをしたいと思います。

1レース:ホワイトスコールにつられてリコール、そのまま追いつけず
2レース:スタートで一線から出れず不利な右海面に生かされる
3レース:スタートで下艇につぶされる+2上で鬼ヘダーのるつぼ
4レース:1上で振れを掴んで大きくゲインするも2下でどラルを走る+回航の膨らみで計3艇に抜かれる
5レース:上回航で大きくスタボオーバーセール
6レース:上位艇の真似をして有利海面を走る+3上で下位艇をひたすらカバーして何とか最下位回避


課題は大きく3つあると思います。

1つはスタート。特に一日目はジャストタイム、フレッシュともにまったくできていませんでした。出遅れるからこそ、その後のコース選択の余地が少なくなってしまっていました。バウマンのスタートは自分は初めてでしたが、他艇に合わせる意識が薄すぎました。この点に関しては2日目はだいぶ改善され、上有利な状況で本船側からジャスト・フレッシュで出られることが多くなったように思います。

2つ目は振れの予測と反応が鈍感すぎること。特にコース中央付近から上マークにかけて周期的かつ大きく振れる中、振れ出した瞬間に返すという判断ができず、後手後手に回った感は否めません。前のレグの情報を参考にシフトの方向と大きさを事前予測すること、時には大胆な判断も必要だと改めて実感しました。

3つ目は何と言っても上マークでのオーバーセールが多すぎること。レイに乗れないことを過度に恐れるあまり、大きくオーバーしてしまう場面が目立ち、せっかくのゲインを潰す状況が目立ちました。オーバーほど馬鹿らしいことはありません。これも事前にタック角を意識しておくこと、セオリー通りに足りな目に打てれば防げたはずです。この点は一番簡単に改善できるポイントです。


具体的な反省点としては上記の3つですが、より大きな観点からレースの反省をまとめると、もう少しマクロな視点で他艇を見ること、自分の選んだ海面に固執しすぎないことが重要だと感じました。もちろん予測や自分の考えは重要ですが、その予測が合っているのかを常に疑って都度ブラッシュアップしていく意識、合っていないのなら自分の判断を捨ててうまい他艇の真似をする勇気と大胆さが必要だと強く思いました。

レースにご一緒してくださったLBの高山さま、本当にありがとうございました。レース中隣に乗らせていただいて、どういった判断をするのか、何をその状況で考えるのかといったことを間近で見させていただいたことは大きな学びとなりました。

レースを運営してくださった皆様、誠にありがとうございました。


今回のレースを通して大きな学びは確かにありました。
でも収穫があっただけで終わらせるわけにはいかない。やはり勝てなければ面白くない。勝たなければ意味がない。
早く勝てるようになります。


引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。


クルーザー班2年  友成遼