東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

いよいよ人生最後の夏休み

2021年07月17日 23時14分51秒 | レース反省

ご無沙汰しております。クルーザー班主将の中野です。

先週末行われたフリートレースを振り返らせていただきます。リザルトは以下の写真の通りです。

 

実に7ヶ月ぶりのレース(そして2年伊東のデビュー戦)。数字だけを見るとあまり見栄えは良くありませんね。ですが内容自体は決して悪くなく、プラスもマイナスも含め様々な収穫が得られた良いレースだったと思っております。各レースごとにざっと振り返ってみます。

 

1レース。下げ潮が強い中上有利にラインが設定され、混み合う上側を避けて下から一線でスタート。一上、一下を4位で回航するも、2上でセパレートとカバーを意識しすぎてタックが増え、順位を一個落とし5位フィニッシュ。軽風でのボートスピードにはある程度自信があっただけに、2上で抜かれる展開には悔いが残りました。

 

2レース。今度は混み合う本船際でスタート直前にケースを起こし、2回転してからのスタート。そのまま前には食らいつけずにフィニッシュ。スタート前の位置どり、本船際での巻き直しの判断、2回転のスピーディーさ、その後の微風でのボートスピードなど、多くの課題が見つかったレースでした。

 

3レース。第1レースと同様、空いた下側から一線スタート。のつもりがOCSでした。着順は6艇中4位。

 

4レース。ここでもラインの真ん中付近から一線でスタートし、1上は3位回航。ダウンレグで月光に抜かれるも、1下で直前の艇がリタイアし3位フィニッシュ。

 

全体を通して、順風以下でのスタートに自信を持てた4レースになりました。普段叱咤激励してくださるレース委員長の畠山さんに「抜群に良かった」と言ってもらえるほど、ライン把握、スタート後のスピード共に良かったです(2レース目を除いて)。あとは同じ動きを強風下やど微風下でもできればかなり戦えるな、と感じました。

また、3.4レース目のオーバーパワーのコンディションでの走りも、この半年で少しはマシになったな、と感じました。昨年12月の和歌山カップではほとんどの艇にクローズで完全に置いていかれたり、角度が悪くてスタート後に苦しい展開になったりと散々でしたが、今回の4レース目で1上だけでも月光2艇に絡めたのはちょっとした収穫でした。

 

上の各レースでの振り返り以外にも、反省点はまだまだあります。接近戦でのハンドリングや位置どりの判断、レース海面全体での潮への意識などなど。ですが、同乗していただいた西坂さんに「ここ3年見てきて一番チームの完成度が高い」と言っていただけたのもまた自信になりました。

 

最後になりましたが、470スキッパーでレースに出場された翌日にも関わらず乗っていただいた西坂さん、ありがとうございました。久々にご一緒できて楽しかったです。

 

8月からはいよいよ最後の週5練になります。全日本5位という目標に向け、一個一個課題を潰しつつ、来年以降のチームの土台を築けるような2ヶ月にしてまいります。

 

 

クルーザー班主将 

中野


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