東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

夏合宿 第2クール 練習報告 & EGOK2024秋 団体戦

2024年08月21日 23時00分00秒 | 通常練習

お久しぶりです。2年スナイプスキッパーの島瀬です。

 

今週の練習報告をいたします。今週は2日目から4日目まで台風の影響でオフとなってしまい2日間だけのクールとなりました。

これから先台風の影響などで急にオフになった場合には同期とヨット以外の思い出作りに励みたいと思います。

また、ヨット競技の特性上天候に左右されてしまうため1日1日の練習を大切に残りの夏合宿を頑張ります。

 

ここからはEGOK団体戦のリザルト報告を行います。

EGOKとは「eセーリング学生王者決定戦」の略です。

このレースは VR Inshore というヨット競技のスマホゲームで大学ごとのチームを作り戦います。

ゴールドフリートの1位、2位、3位のチームにそれぞれ30万円、15万円、9万円、シルバーフリートの1位のチームに3万円が商品として用意されていました。

東大からは3チームが出場しました。3チームのメンバーとフリートの種類を紹介します。

 

ゴールドフリート

Aチーム 中静・ひろなり・藤本。

Bチーム 北村・丈夫・太田

シルバーフリート

Cチーム 佐藤・天野・島瀬

 

自分はシルバーフリートで3万円を目指して出場しました。

まず、ゴールドフリートの結果からです。

1位 横国大 2位 北海道 3位 横国大 | 6位 東京大B 8位 東京大A

第1レースで太田が3位でフィニッシュしたり、丈夫が個人成績7位であったりといいところもありましたが、惜しくも思うような結果を出すことができませんでした。

 

そしてここからシルバーフリートの結果です。

第1レース  2位 佐藤  7位 島瀬  9位 天野

第2レース  1位 佐藤  3位 島瀬  10位 天野

第3レース  1位 佐藤  4位 島瀬  11位 天野

第4レース  3位 島瀬  4位 佐藤  7位 天野

第5レース  1位 佐藤  3位 島瀬  4位 天野

第6レース  3位 島瀬  8位 佐藤  9位 天野

 

6レースの結果 見事シルバーフリートで1位となることができました。

 

個人戦もあるので個人、団体ともに良い結果を残すために日々練習に励みます。もちろんリアルセーリングも頑張ります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。


失敗は成功のもと

2024年08月21日 13時34分46秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の木藤です。ワタクシ、今月に入って二本目のブログという。。。仰秀の人手不足を象徴するが如く。とはいえ先輩方は世界選手権の準備に奔走してくださっており僕にできることもブログの執筆を担当することくらいなので楽しんで書いております。

今週は8月のフリートレースがありました。新入生の初戦、そして私のヘルムデビュー戦でした。夏に入ってから関根さんの代役としてヘルムを持たせてもらい半月ほど練習して臨みましたが結果はボロボロでした。順位的には6−6−7、総合7位。やはり歴戦の猛者、社会人チームとは技術差が出たなというのが正直な印象です。特に言い訳できることがあるわけではなく本当に実力不足、微風という繊細な風に合わせる繊細さや知識、技術の欠如といったところではないでしょうか。特にやっぱりメインの風にあったシェイプの作り方がそもそもなっとらんというのがレースから見えた課題でした。そこで今週の後半の練習はとにかくセールのセッティングを試すということを自分の目的に取り組んでみました。練習最終日はかなりの強風、高波コンディションだったのですが、午前中はリグをマックスに上げて”個人的な上し目”の上し角とバックステイマックス、トラベラーダウンしてもかなりのオーバーヒールでメイントリをしつつ波に対処をするというとてもキャパオーバーでしたが「まあ12mも入ったらこんなもんか」ともはやバングイン・アウトホールイン後はメインを出してデパワーしかないと半分諦めていたのですが、午後にリョウマから「もっと色々試した方がいいんちゃう」という提言のもと、リョウマの「これはツイスト量が少ないのでは?」という発案でジェノアカーをトップからマックス下に下げてメインもトラベラー上げ、メイン出しという風にツイストでより上の風を切り捨てるように試してみると午前より風は上がったのにフラットに近い形・スピード感もついたままより上し殺せるから角度も取れるという超理想的な形で走ることができました。ヨットのセールシェイプって結構理想とされる通説みたいなのがあって基本的には風が上がれば角度を取るように浅くする、波が出てきたらパワーをつけたいから少し深めにとる、とか色々その時の状況にあったものがあるわけですけど、自分達だけで練習している我々だからこそ一回その形が通説的には正しいのではと信じてそのまま無意に走り続けてしまうということでは側からみているわけでも経験豊富な指導者がいるわけでもない状況で何も進化はなくて、リョウマのようにもっといい形があるのではないかということを毎回の練習で様々に試してみるというのが仰秀のあるべき姿なのかなというようなことを感じました。そのためにはもっと座学的な知識を持ちつつということも我々にとっては必要なわけですが、その上にもっとそれを実感したりより実用的な知識へと変換していくためのトライアンドエラーが必要で、そこを失敗として恐れずに積み重ねることが必要なんだとすごく実感を持てたのが今回の練習の最も大きな収穫でした。

来週から関根さんが復帰されるということで仰秀としては絶対的エースの復帰という朗報です。個人的には半月ほどチームのヘルムを任せていただいて来年に向けてすごく意味のある時間になったというように実感しているしこの半月があるからこそまた関根さんから学びとれるヘルム技があるのではないかなと考えています。実力不足でかなり迷惑をかけたことは申し訳なかったなと思います。特に源さんとかには「来年大和とドライブチームを組んで大丈夫なのか」と失望と不安を抱かせたのではないかと個人的にはものすごく気にしているのですが、おくびにも出さず気長に練習に付き合いアドバイスいただいてありがとうございます。ドライブチームとして半月引っ張ってくれた友成さん、ヘルム練メインとなった練習に付き合ったくれたフォアデッキの皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

今週は個人的雑感ブログですみません。ここからは10月の世界選手権に向けてチームとして一丸となって練習に励んでいきたいと思います。では、今週はこの辺で。

 

仰秀2年 木藤大和