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東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

「夏の終わりを感じる」

2021年09月25日 19時46分00秒 | 通常練習

クルーザー班4年、トリマーの落合です。

長い長い夏休みがいよいよ終わりに近づき、寮では秋の夜長にボードゲームに興じる大学生の声が響くこの頃の、仰秀の活動を報告します。


19日、強風につきジブで出艇、一時着艇をはさんで主に走り練習をしました。私たちが一時ハーバーバックする後ろで月光チームがスピンを上げて練習しているのを見て、敵わないなぁと思いましたが、翌日になって、もう少しスピンの練習もすれば良かったという気持ちが湧いてきました。自分が怠慢でした。

21日、はじめこそジェノアで目一杯の風でしたが、段々と落ちて最後は微風になりました。風と船の状態をフォアデッキが自ら感じて、適切なスピード、タイミングで動く、一体感をもって動くということが課題に見えました。

23日、フルパワーそこそこの良い風でしたが、波が高く難しいコンディション。長過ぎないマークを打ってタックジャイブ多めのラウンディング練習をしました。これまでより強度を上げた練習ができ、ドライブ、フォアデッキともに鍛えられている実感がありました。今後もこのような練習になるようにすべきだと思います。



ディンギー班はインカレ決勝までのカウントダウンが始まっていますが、こちらは101日、自己紹介が思い浮かばない内定式とともに、全日本選手権の開催可否が決まる日が近づいています。11月後半の状況など誰にも分かりませんので、仮の決定として受け取っておきますが、果たして我々の引退はどのような形になるのか。



引退までのカウントダウン。トリマーの練習を始めた2年前と同じシャツを着ています。




一年前の夏の練習の記憶は本当に僅かです。考えてみれば、あと2ヶ月もせずトリマーになる2年ヒデ伊東は、一年前の夏にはまだ入部すらしていないのです。振り返ってみると、少ない人数で細々と活動をつないでいたように感じます。



それに比べれば合宿はできないものの、今年は一年生もいて練習はずっと出来ているので、全体のレベルは上がっており、写真の枚数もかなりのものです。



また、去年、一昨年よりも後輩の育成、特に次期ドライブチームの強化に時間を使っています。ヒデさんは例年よりも経験がない中でトリマーにならないといけないので、厳しいことを要求しているかも知れませんが、たぶん経験よりも筋力のほうが今必要でしょう。


ともあれ、着地点の見えない夏休みの練習でしたが、私は今までで一番ヨットを楽しんでいます。こうして活動できることに感謝します。



4年 落合輝


与えられるもの

2021年09月25日 07時43分12秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプスキッパーの青木です。今週のスナイプチームの練習報告をさせていただきます。

ディンギー班は今クールから葉山での練習がスタートしました。二日目は前日の微風とは打って変わって、台風による大雨強風でオフに。しかし三日目は台風の名残か、昨年のインカレを思わせる北からの強風での練習ができました。東大は小松さんが主導する早稲田のコース練に参加。葉山で練習してきた強豪校も多く参加しており、スナイプチームは全般的に苦しい戦いでした。必ずしもスピードが原因で負けているわけではなく、タックや回航動作、コース選択、マーク際の判断などの粗、そしてケーストラブルによって順位を守りきれないことが多かったように思います。インカレまでのあと1週間で、これらをどこまでシビアに詰めていけるかがスナイプチームの課題です。

また今週は470チームも含めて、船の故障が多かったとも言えます。今週からは着艇後の船の項目別点検を行っていたものの、それでも防げませんでした。今までよりもさらに万全を期する必要があると、皆で意識を共有する機会になったと思います。

僕自身の話をすると、今週は昨年引退された戸沢様に僕の艇に乗って頂くことがあり、強風のクローズ・ランニングの走りのイメージを具体的に持つことができました。強風でも出艇できるこの葉山期間に、消化して自分のものにしたいと思います。

今週は他にも、吉武様、永田様、天木様(令和3卒)に練習に来て頂きました。この場を使って感謝申し上げます。ありがとうございました。

気づけば9月も終わりに差し掛かり、今週末の六大学戦を終えたらいよいよ決戦の10月です。僕個人の実感ですが、葉山に移ったことで、この大会で4年生の引退がかかっているという現実をようやく鮮明に感じるようになりました。入部してから今までの2年半で、4年生からはヨットの知識や技術から部のあり方まで教えて頂き、そして様々な機会や経験を与えて頂きました。決勝までのあと2週間で返せるのは微々たるものですが、与えられたものを返すという気持ちで臨みたいと思います。

それでは失礼いたします。

 

3年 青木大吾