東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

悔しさを糧に。

2017年07月20日 17時47分53秒 | 七大学戦
 皆様こんにちは。1年の天木です。自己紹介以来の登場となります。この度の七大戦に参加した一年生から見たこの大会について書いてみたいと思います。

 まず、今回の七大戦はなにより楽しかったです。レセプションで仲良くなった北大や阪大のヨット部仲間とご飯に行ったり、部活の同期や先輩と福岡観光をしたりと福岡を堪能しました。他大の仲間とヨット部1年あるあるで盛り上がったのはいい思い出です。(先輩の愚痴ではありません。笑)

 そして、初めて先輩方のレースを間近に見ることができました。普段は優しい先輩方が真剣にレースをなさっているのを見ることができて良かったです。また、観覧艇を出してくださった西村さんや、僕の同期吉武のお父様にレースやコース引きについて教わり、自分の未熟さを実感しました。

 しかし、やはり先輩方のレースを見ていて思ったのは、負けるのは悔しいなということです。当然のことなんですが、今回レースを見させて頂いて、より実感しました。今回の七大戦が先輩方にとって悔しい結果に終わったこと、そしてそのレースを見ていた一年生もつらかったこと、この二つは必ず今後に活きてくると思います。同期の一年生も僕と同じ思いだったのか、七大戦の最終日の夜は皆でご飯を食べながらレースについて話し合ったり、経験者にレースについて教えてもらったりしました。

 「レースに勝ちたい。」僕はこの気持ちが練習に対する意欲や真剣さを向上させてくれると思っています。ヨットに乗るだけの四年間にはしないつもりです。

 最後までお読み頂きありがとうございます。

東京大学運動会ヨット部一年 天木悠太

今までと7大とこれから

2017年07月20日 12時18分09秒 | レース反省
こんにちは。東京大学運動会ヨット部3年の高山です。この度は7大戦にスナイプチームの責任者として参加させていただきました。少々長くなりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

すでにご存じの方も多いと思いますが、7大戦においてスナイプは6校中6位となり、私が入部してから初めて最下位となりました。普段から応援してくださっているLBの皆様に結果を示すことができず本当に申し訳なく思っております。今回のレースメンバーが下級生主体だったということもあり、将来のスナイプチームに対しすべての関係者の方に不安を抱かせてしまったと思うと胸が締め付けられる思いがします。

新歓コンパ以来の投稿なので私が新勧期以降どうしていたか説明させていただくと春インカレはクルーとして山本さんと出場しました。そして、春イン終了後は多賀谷と組んで再びスキッパーとして練習に励みました。7大戦の前にもいくつかレースに参加して、その度に成長してきたつもりです。

金澤が書いてくれた第二回江の島スナイプの記事を読んでいただけた方ならお分かりかと思いますが、私と多賀谷のペアは散々な成績でした。しかし、実際にはあの強豪ひしめくビッグフリートの中で第一レースは東大内でトップでフィニッシュしたり(実際には残り50秒ぐらいで巻き直す前にスタートラインを超えてしまってたようでBFDでしたが)、第3レースも1上でケースを起こすまでは30位前後だったりと手ごたえは感じていました。最終的なリザルトには成果が表れていませんでしたが、それでも去年よりはるかに前を走れていたことで自信がちょっと生まれました。
関東個人選ではたったの2レースでしたが、公式のレースで今までにないようないい順位で終われてまだまだ上はたくさんいますが少し報われた気がしました。第2レースは1下まで15位とかで回れて自分でも驚いていたのを覚えています。また、成績で見ても東大の4艇中2位だったのでレギュラースキッパーに勝てたのはやはり嬉しかったです。

そして、7大戦に出ることが決まって、多賀谷と2人で個人成績では何位を目指すのか話しました。自分達の今の実力を考えて6位を目指そうという話になりました。自分は今年の7大戦の目標を本気で達成しようと思っていました。日ごろから支援していただいているLBの皆様のみならず、高校でヨットを指導していただいた顧問の先生や監督・コーチが間近に見られるところで、高校の時よりも成長したことと感謝を結果という形で示したかったからです。

第1レースはスタートで死んで最下位のところからレースはスタートしましたが、何とかスピードで3艇抜けました。第2レースも2マークまでは5位で回れて(最終的には8位でしたが)、まだまだ当初の目標に対して希望をつなげておりました。しかし、私自身風速が上がった第3レースから先、何が起きてそうなったのかははっきり申し上げて理解できておりません。どれだけいいスタートを切ってもセールが袋になって角度がとれず、いつもでは入らないようなオーバーヒールが入りスピードビルドもできず、最初からレースに参加できませんでした。

昨年購入した新古のセールは普段使っているノースとは違うセールメーカーで、型も古かったためどこを探してもチューニングガイドがありませんでしたが、フリートレース前の上級生との走り合わせでも今までのセッティングでなかなかうまく走れていたため違和感はありませんでした。フリートレースでもそこそこの位置を走れたので疑問は持ちませんでした。ただ、今回の風域でこのセールで走り合わせたことがなかったのは今でも後悔しています。

もちろん、状況を改善しようと努力はしました。普段通りのデパワーは当然のこと、袋になったセールを浅くしようとマストをさらに曲げ、オーバーヒールが入らないようサイドテンションをいつもより少し弱めるなど改善できるところは改善しましたし、これによってこの状況は打破できるはずだと期待しておりました。しかし、現実は厳しいもので少し差が詰まった程度で何も覆せませんでした。今までやってきたことを全て否定されたような気がしました。

大学生になってから初めてのレースだった吉武・あつきにもつらい思いをさせてしまいました。私や多賀谷も再び0からのスタートとなってしまいました。
ただ、幸いなことに私や他の7大スナイプのメンバーにとって、今年の7大戦が最後というわけではありません。私たちはまだ成長します。そして、来年こそはこの屈辱を晴らせてみせます。

とりとめのない内容となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。