*原油輸出の解禁が実現すれば、原油価格の下落は進行する?対抗措置で、サウジが増産に踏み切れば、原油価格の下落は、70$を割り込む?この事態はアメリカにとって危険である、シェールガスのコストは原油1バレル換算で、70$といわれる、サウジは減産する?
*サウジは当面、原油価格を引き下げている、
*米原油、2年4か月ぶり80$割れ、3日の原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の12月渡し価格は、前週末終値比1・76ドル安の1バレル=78・78$と、約2年4か月ぶりに80$台割れで取引を終えた。サウジアラビアがアジアと欧州向けの12月の販売価格を引き上げたと伝わった。が、石油輸出国機構(OPEC)が27日の総会で減産を見送るとの連想につながり、需給の緩みを見込んだ売りが膨らんだ。
*イスラム国との戦争の主導権をオバマアメリカが握ったようにも見えるが、元来がサウジ起源の反アサド部隊?だったはず、イスラム国が現状では優勢?空爆はstyle?
*戦争を継続状態におくことが,当面の結論?共和党の勝利は米軍の地上作戦展開、それとも撤退?
*需要の回復が不可欠であるが、中国の原油、ガス輸入の回復は、当面は困難である、共和党が勝利すれば、対中国政策は強硬化する?対日政策は、沖縄問題を見る限り、既に、共和党路線?安部政権より過激?
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 来週11月4日の米中間選挙で、一部の予想通り野党・共和党が上院の過半数を奪還し、議会の上下両院を支配した場合、エネルギー関連の立法が進展する可能性があり、このところ落ち込んでいるエネルギー株への押し上げ効果が見込まれる。
ここ数年のシェールオイル・ガスブームは米国内の水圧破砕と水平掘削による資源開発において雇用と生産の増加につながっていたが、足元の米原油先物価格は1バレル=80ドルを2年4カ月ぶりに割り込んでいる。米エネルギー情報局(EIA)によると、米国が石油生産量で世界第1位に躍り出ており、投資家は供給過多に陥るとの懸念を強めている。
このため、投資家の間では、中間選挙で共和党が上院で多数派となり、輸出関連法の改革や石油・ガスパイプラインの迅速な承認につながるとの期待がある。また、共和党支配の議会はオバマ政権に対し、エネルギー輸出の増加に向けた広範な貿易協定を推進するよう促す可能性がある。
専門家筋は「米国が石油生産でナンバーワンになり、ややもたついている経済に寄与しているため、石油・ガス業界は特別な待遇を得ている。石油・ガスの増税について議論する機会は少なくなっている」と指摘、米国で長年続いている原油輸出禁止措置の解除を求める業界内の動きに触れ、「遅かれ早かれ輸出について結論を出す必要があり、投資家は何よりもそのことに注目している」と述べた。
オバマ大統領は過去に、原油輸出解禁やカナダと米国を結ぶ石油パイプライン「キーストーンXL」計画について前向きに検討する姿勢を示しており、進展すれば、14年の株式市場セクター別下落率でトップのエネルギー部門が恩恵を受ける可能性がある。
S&P総合500種エネルギー株指数.SPNYは年初来5.6%下落している。
原油価格の下落を受けて、シェールオイル・ガス生産大手の株価は値を下げている。コンチネンタル・リソーシズはここ3カ月で28%下落、ホワイティング・ペトロリアム は35%安、オアシス・ペトロリアム は48%安。
石油・ガス会社はこの間、共和党を強く支持しており、選挙資金を調べる米団体「責任ある政治のためのセンター」によると、中間選挙での同業界の3700万ドル以上の献金のうち、87%は共和党に向けられている。