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085、三菱.日立製鉄機械株、業績は順調であるが、世界化のレベルではなんとなく不満感?

2011年08月04日 10時13分05秒 | thinklive

日本の設備メーカーとしては高いレベルの利益率へ向上しているが、統合の成果、単独であれば赤字期を余儀なくされていたはず、ただし、この間のM&A事例も報道されず、世界化の面での飛躍は貧しい、統合効果で自足した?

業績推移*3月、*単位,100万円

    売上  前年比 当期利益利益率

11/ 60000 -33%?     

10/ 90006 15.5% 5507  6.1%

09/ 77905 38.4% 4770  6.1

08/ 56288 13.9% 2808  4.9

07/ 49418 -8.1% 2229   4.5

06/ 53747       1870  3.4%

2000年、両社は、製鉄機械部門を統合、三菱日立製鉄機械を設立した

本社 港区芝5-3-4-6新町田ビル9F 03-5765-5231

資本金,35億円 従業員450名 

大株主 三菱重工 45990(65.7%) 日立製作所 24010 (34.3%)合計 7万株

 常勤役員

山崎育邦 代表取締役社長兼三菱重工業株式会社執行役員
益田豊次 代表取締役副社長
西良一 常務取締役
原口一成 常務取締役
相原良彦 常務取締役
武村敬三 取締役
神田勝行 取締役
太田光治 取締役
堀井健治 取締役
奥野洋 取締役
藤井義雄 監査役
2004年4月 米国三菱日立製鉄機械株式会社設立
2005年1月 SES連鋳エンジニアリング株式会社の子会社化
2005年1月 HCミル累計400基達成
2005年11月 New Gencoat.Inc.社(GFG社)買収(三菱商事株式会社と共同)
2006年3月 常州宝菱重工機械有限公司を買収の上、増資(三菱商事株式会社と共同)
2006年8月 本社の移転
2007年5月 三菱日立製鉄機械(上海)有限公司 設立
2011年4月 HCミル累計500基達成
三菱日立製鉄機械
(上海)有限公司
上海市浦東新区東方路69号裕景国際商務広場1707室 200120 電話 86-21-6859-8835 -
FAX 86-21-6859-8830
常州宝菱重工機械有限公司 江蘇省常州新冶路41号 電話 86-519-8325-8888 -
FAX 86-519-8326-0460
上海宝菱冶金設備工程技術有限公司 上海市宝山区牡丹江路1211号安信商務広場D座12F

10年以降の受注動向

 

2011年6月08日 インド タタ・スティール社一貫製鉄所向け熱間圧延設備一式を受注

 

2010年11月1日 現代製鐵殿(韓国)向け新熱間圧延設備(C-HSM)竣工成
2010年8月31日 中國鋼鐵股份有限公司(CSC,Taiwan) 第一熱延工場 生産1億t達成
2010年6月1 中国 福欣特殊鋼殿向けステンレス用熱間圧延設備を受注
2010年4月21日 三菱日立製鉄機械株式会社インド

役員 / 常勤役員

当社は、世界屈指の製鉄機械メーカーとして、鉄鋼・非鉄金属の圧延分野などにおける圧倒的な技術力で世界をリードしています。三菱重工業と、日立製作所の時代から合計すると、当社は約2200プラントを世界各国に納めてきました。また、当社の機械は、製鉄ばかりでなく、電子機器向けの基板材料となる薄型金属板など、さまざまな分野の非鉄金属加工で活躍しており、建築から自動車、電気製品、情報機器まで、あらゆる分野の産業・製品を幅広く支えています。


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4 コメント

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グリーンスチールトライボロジー (熱処理プレス)
2012-11-06 20:33:43
 島根県安来市に巨大な工場を構える日立金属が開発した新型工具鋼 SLD-MAGIC(S-MAGIC)は微量な有機物の表面吸着により、金属では不可能といわれていた自己潤滑性能を実現した。この有機物の種類は広範囲で生物系から鉱物油に至る広い範囲で駆動するトライボケミカル反応を誘導する合金設計となっている。潤滑機械の設計思想を根本から変える革命というものもある。
 このトライボケミカル反応にもノーベル物理学賞で有名になったグラフェン構造になるようになる機構らしいが応用化の速度にはインパクトがある。
偉大なる教師 (日本の独創)
2023-05-26 11:03:24
最近では冷間のハイテン成形のプレス技術でGPa越えが相次いで報告されていますね。翻って考えてみるとやはり、プロテリアル(旧日立金属)製のマルテンサイト鋼の頂点に君臨する高性能冷間ダイス鋼SLD-MAGICの登場がその突破口になった感じがしますね。今ではよく聞く人工知能技術(ニューラルネットワーク)を使ったCAE合金設計を行い、熱力学的状態図解析によって自己潤滑性を付与したことが功を奏した話は業界では有名ですからね。CAE技術もさらなる可能性に満ち溢れているということでしょうね。
グラファイト層間化合物 (グリーン経済成長)
2023-06-07 06:22:38
ボールオンディスクの権威の方ですね。パラフィン油の精密微量吸着がデータのバラツキを抑えるコツだったんですね。こういう方が経営トップだと話が早いんだが。
プラント潤滑油 (メンテナンス関係)
2023-06-10 16:21:13
それにしても品質工学系のチャンピオンデータ騒ぎひどかったな。

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