AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

前田敦子出演ドラマ『ど根性ガエル』を観る。第5話まで。(ときめき研究家)

2015-08-09 18:57:03 | ときめき研究家
このドラマ、評価が二分しているようだ。私もそれほど高評価している訳ではないが、なぜか興味を引かれるので、最後まで観るつもりでいる。

40年くらい前に放映されていたアニメの実写化。その設定は、アニメの16年後の世界というタイムラグに少し戸惑う。16年前のことなのに、あまりアニメの内容を憶えていない、時の進み方がドラマの内と外で違うという違和感だ。

アニメの主要キャラは、当時のビジュアルや性格を基にして16年後の姿を設定してあり、比較的原作に忠実だと思う。むしろ、アニメに忠実過ぎて、芝居がかった台詞回しが多いので、現実感が乏しい気がする。
そんな中、非常に現実的なキャラクターで、ドラマから浮いているのが、京子役の前田敦子と、ゴリライモ役の新井浩文だ。この2人は、このドラマを現実に繋ぎ止める役割を果たしている。

ガキ大将だったゴリライモは、今や製パン会社の社長で、従業員を多数使って業績も上げている。
マドンナ役の京子は、離婚して実家に帰って来たという設定で、最初は少しやさぐれていたが、今ではそういう翳りを感じさせず、相変わらず子どもっぽいヒロシに呆れながら、憎からず思っている。京子にはゴリライモも好意を抱いていて、普通に考えれば、大人で常識も経済力もあるゴリライモの方に魅力を感じるはずだが、さて今後どうなることか。

前田敦子にはこの役は合っている。作為的な演技力はあまり必要とせず、自然な感覚のまま演じている。こういう役の時はハマリ役だ。そう言えば、トヨタのCMでは『ドラえもん』のジャイ子を演じていて、これもまたハマり役だ。

松山ケンイチ演じる主人公のヒロシは、どうしようもない男だ。勤労意欲がなく、たまにちょっとヤル気になれば調子に乗って失敗をやらかす。思慮が浅く、気分屋で、厚かましい。そして反省がない。言わば図々しいのび太だ。現実にこういう男がいたら、とても付き合いきれない。しかしドラマでは、周囲の温かい目や、ピョン吉の「根性」という叱咤激励を受けながら、何とか暮らして行けているのだから、幸せな人間だ。
ゴリライモの会社で働き始めて、少しずつ成長の気配も見られるから、最終回に向けては、ヒロシの成長譚と、既に暗示されているピョン吉との別れを軸に話が進んでいくのだろう。

「ヒロシ」という名前は、そういうキャラクターにぴったりだ。「トオル」「ハジメ」「マナブ」「タダシ」「ススム」などという、当時メジャーだった他の名前と比べても、どこか軽くて遊び好きな洒落男というイメージがある。
『そんなヒロシに騙されて』(高田みずえ)は、まさにそんなイメージ。この歌には個人的にも思い出があるが、長くなるのでここでは割愛する。
あと『H・i・r・o・s・h・i』(渡部佳子)もそんな曲。分厚い唇が魅力的だった84年デビュー組。
有名人では黒鉄ヒロシ、生島ヒロシ、ヒロシ&キーボー、玉置宏もそんなイメージだったか。野原ひろし(クレヨンしんちゃんの父)も根は真面目だが、日頃は軽薄だ。

それから、ピョン吉のCGの動きや、満島ひかりの声は上手過ぎるくらいで、全く違和感がない。
できれば、予定調和でない、あっと驚く結末、できればハッピーエンドを期待したい。


<これまでの前田敦子出演映画の鑑賞記>
『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
『苦役列車』
『クロユリ団地』
『もらとりあむタマ子』
『さよなら歌舞伎町』
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「ハロウィン・ナイト」を視聴して2(総選挙分析ライター)

2015-08-05 21:25:00 | 分析系 メンバー
「ハロウィン・ナイト」を視聴して2(総選挙分析ライター)


第7回AKB48選抜総選挙でトップをとったHKT48の指原莉乃がセンターポジションで歌うAKB48の41枚目のメジャーシングル曲「ハロウィン・ナイト」がTVで初披露されたのが7月4日の「The music day」。次は7月29日のFNS歌謡祭だった。
「ハロウィン・ナイト」 The music day 150704
「ハロウィン・ナイト」 FNS歌謡祭 150729

指原が初めてトップをとった2年前の「恋するフォーチュンクッキー」は6月29日にTVで初披露してから7月中にTVで7回放送していたのに比較すると今年の選挙曲のTVでの放送は極端に少ない。(2年前8回に対して今年は2回のTV放送)

AKB48の人気が落ちたのか、それとも柏木スキャンダルの影響なのか? 露出が減ったのは残念なことだ。


つい先日だがネットを見ていたら「ハロウィン・ナイト」のMVが載っていた。

このMVはメンバーが仮装しているため素顔が良く見えないところが逆に興味を引き立てているように思えて面白い。MVは1~2回見てお仕舞いというものがほとんどだが、今回は何度も見ている。指原や出演している他の選抜メンバーの表情を追うのが楽しい。

さて、そのメンバーの個々の表情だが、やはり何と言ってもトップに返り咲いた指原の自信にあふれた姿が目立っているように感じた。MVの映像からは指原の強烈な”個性”があふれ出ている。AKB48の選抜総選挙のトップは2度王者の地位について初めて自他ともに認められるというところか。

アイドルというくくりに入らない何かを感じさせるところが、過去2回トップをとった前田敦子や大島優子と比較しても指原の異質さを際立たせているようだ。

「ハロウィン・ナイト」


以上


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NMB48『ドリアン少年』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2015-08-04 07:00:00 | ときめき研究家
『ドリアン少年』。
SKE48の曲かと錯覚するようなイントロだ。『12月のカンガルー』や『コケティッシュ渋滞中』のような、ハイテンションで踊れればそれでいいといった曲調。「ヘイ ヘイ フッフー」という掛け声も軽薄だ。(軽薄だから悪いと言っている訳ではない)
歌詞も空疎な内容で、要は「ドリアンのように見た目は悪くても、私には最高の恋人」というだけだ。タイトルで全て言い尽くしていてつまらないとも言え、それはピーナッツさんの指摘通りだと思う。
過去の曲では『逆転王子様』と同じテーマ。あるいは同じく見栄えが悪いトロピカルフルーツの『アボガドじゃねーし』。古くは『うしろゆびさされ組』も、「あいつは駄目な奴とレッテル貼られても、私だけは味方でいたい」と歌っていた。
「恋したらブラインド」は『完璧ぐーのね』でも使われたフレーズが久々の登場で懐かしい。
そういう味わいは随所にあるものの、オリジナリティのあるワクワクするような魅力は感じられなかった。
好物が「ほやの塩辛」というのは、まあそういう娘もいるだろうが、誕生日プレセントで「高枝鋏」をねだったというエピソードは捻り過ぎていて意味不明。自宅の樹木の剪定をしたかったのか、野山で柿の実でも取りたかったのか。
サビの締めの「ドリアン少年」の「ドリアン」が早口で聞き取りにくいのもいただけない。一応決めワードなのだから、しっかり聞き取れる譜割りにすべきだったのではないか。

『命のへそ』(チームN)。
この曲の方が、いかにもNMB48のシングルといった曲だ。
短調だが疾走感のある曲調。妙に啓発的な歌詞。そして要所で山本彩のソロパートが炸裂する。「何もしないで死んでいくのか?」と、あの声で迫られたら、御免なさいと謝るしかない。
命のへそは腹筋で、正面向いて困難にも立ち向かえと煽っているのだが、山本彩の鍛えられた腹筋とは違って、脂肪のついた中年男の腹では、何に立ち向かえるだろうか。
良くも悪くも、NMB48とは「山本彩と仲間たち」なのだと再認識させられる曲だ。

『サヨナラ、踵を踏む人』(難波鉄砲隊其之七)。
カップリング曲の中で一番気に入った曲だ。1曲の中に物語がある。
曲調は短調で重苦しいが、変化に富んでいる。Aメロの「あなただった」という部分があっさりしている。Bメロの「AH」という部分は一転してちょっと和む。サビの「キ・ラ・リ」と一音一音切る歌唱が、くどいのだけど病みつきになりそう。「サヨナラ 踵を踏む人」というタイトルと同じ歌詞が、頭、中、最後に効果的に使われる。
ドラマティックな歌詞と相俟って、完成度の高い曲だと言える。

『僕だけのSecret time』(チームM)。
片思いの密かな楽しみを歌っている。そばにいて、君を見ているだけで幸せ、歌いたくなる。
Aメロで、「baby」「lady」という声を重ねて行く所が、素朴だが盛り上がる。
片思いでこれだけ能天気に高揚できれば、確かに告白など不要だ。AKBグループらしい片思い賛歌と言える。

『心の文字を書け!』(チームBⅡ)。
恋の病にかかって、なんだか変。医者にも治せないこの病気。恋する気持ちを文字に書きだしてみれば気持ちが楽になる、というような歌だ。『心のプラカード』も同じようなことを歌っていたのではなかったか。
漠然とした気持ちを文字にする、つまり「見える化」だ。色んなことで忙しい時、やるべきことを1つ1つ書き出して「見える化」することで、仕事の段取りも立てやすくなる。それは人生の知恵だ。
そういう人生の知恵を淡々としたメロディーで歌っている、地味な曲だ。

『どうでもいい人仮面』。
ズバリ『嘘つきなダチョウ』の姉妹曲だ。本当の気持ちを隠して「いい人」あるいは「どうでもいい人」を演じている。誰にでも多少心当たりがあるような、「仮面」体験を歌っている。結構シリアスな曲だ。
AKBグループお得意の「片思いのままでいい」という片思い賛歌(『スキ!スキ!スキップ!』『ポニーテールとシュシュ』など)とも違う。好きな気持ちも押し殺し、ただのフレンドとしてそばにいたいという抑圧された心情だ。聴いていて辛くなる。
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武藤貴也の基本的人権の尊重主犯説と、AKB48恋愛禁止条例、パロディです(ナッキー)

2015-08-03 08:32:57 | アイドル論
武藤貴也の基本的人権の尊重主犯説と、AKB48恋愛禁止条例、パロディです(ナッキー)

次に「恋愛禁止条例」について。
私はこれがアイドル鑑賞精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「恋愛禁止条例」は、AKB48前は制限されて当たり前だと考えられていた。
全てのアイドルは、基本的人権があり、恋愛の自由があり、プライバシーがあり、その中で生きている。
基本的人権が滅ぼされてしまったら、当然その国のアイドルも滅びてしまう

従って、アイドルの目標やファンの願望を守るためには恋愛禁止条例は、例え「アイドル批判権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。
もちろんその根底には「アイドルの基本的人権を守る」という「ファン精神」があったことは言うまでも無い。
だからこそ第二次世界大戦時にアイドルを守る為にアイドルファンは命を捧げたのである。
しかし、戦後AKB48によってもたらされたこの「恋愛禁止条例」という思想によって「アイドルの基本的人権」の概念は破壊されてしまった。
「恋愛禁止条例」という言葉に表された思想の根底には、アイドル本人がどうなろうと、アイドルシーンがどうなろうと自分の「アイドルは処女であるという願望」は守られるべきだという、身勝手な「ファン至上主義」が存在している
従って、ファンはアイドルシーン全体の利益に奉仕することをしなくなり、その身勝手な願望主義に基づく投票行動がアイドルシーンを衆愚政治に向かわせ、秋元康プロデューサーは大衆迎合するようになっていった。
それは言うまでも無く「アイドルの処女性が第一」を高らかに叫ぶ今の柏木由紀批判に如実に表れている


パロディの元は、自民党衆院議員武藤貴也ブログ、滋賀四区 http://ameblo.jp/mutou-takaya/entry-11937106202.html
 次に「基本的人権の尊重」について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった。「基本的人権の尊重」という言葉に表された思想の根底には、国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「基本的人権」は守られるべきだという、身勝手な「個人主義」が存在している。従って、国民は国家や社会に奉仕することをしなくなり、その身勝手な個人主義に基づく投票行動が政治を衆愚政治に向かわせ、政治は大衆迎合するようになっていった。それは言うまでも無く「国民の生活が第一」を高らかに叫ぶ今の政治に如実に表れている。

感想、
アイドルの恋愛禁止がよいのか、やめるべきなのかを議論する基本的人権は確保しておきたいものだ。
戦前の国家至上主義は江戸川乱歩の小説でさえ発禁にした。
基本的人権がなければ、アイドル鑑賞が国家により禁止される。

アイドルこそ、国民に厭戦気分を蔓延させる文化。

武藤貴也氏が鋭いのは、
国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「アイドル鑑賞権」は守られるべきだ、とアイドルファンの本能を喚起したこと。

ナッキー
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HKT48 「TIF 2015」 セットリスト(総選挙分析ライター)

2015-08-02 20:30:00 | 分析系 メンバー
HKT48 「TIF 2015」 セットリスト(総選挙分析ライター)


HKT48 「TOKYO IDOL FESTIVAL2015」 セットリスト 
会場:お台場・青海エリア【HOT STAGE】@お台場夢大陸オマツリランド
日時:2015年8月2日(日) 開場 9:40 開演 10:40

出演:穴井千尋・今村麻莉愛・植木南央・多田愛佳・岡田栞奈・神志那結衣・兒玉遥・坂口理子・指原莉乃・田島芽瑠・朝長美桜・渕上舞・松岡菜摘・宮脇咲良・本村碧唯・森保まどか
(今回の出演メンバーは6/6に行われた第7回選抜総選挙にランクインしたメンバーとドラフト生の今村麻莉愛、選抜総選挙でランクインしたメンバーを重視している。これは支配人を兼務する指原の方針かもしれない)


M00 overture (HKT48 ver.)
M01 桜、みんなで食べた (3rd)
M02 大人列車 (AKB39th c/w)
M03 イビサガール (NMB2nd AL) ※水鉄砲使用
MC1

M04 スキ!スキ!スキップ! (1st)
M05 ウインクは3回 (AKB34th c/w) 今村麻莉愛センター
M06 オネストマン (B5th)
M07 君のことが好きやけん (AKB14th c/w/3rd c/w)
MC2

M08 ロックだよ、人生は… (ひ2nd/5th c/w) ※サイン色紙投げ
M09 ONLY YOU (BOOWY)

本編終了(11:14) アンコール → HKT48コール

EN1 12秒 (5th)
EN2 メロンジュース (2nd)

全編終了 公演時間:43分(11:23)

HKT48 「TOKYO IDOL FESTIVAL2015」150802映像

HKT48 「TOKYO IDOL FESTIVAL2015」150802画像

HKT48 「TOKYO IDOL FESTIVAL2015」ライブ中にミキサーに指示を出す指原莉乃が凄い!!

以上


HKT48今年もTIFに出演決定→HKT48 TIF2014セットリスト 140717
指原莉乃のプロデュース力 TIF HKT48 130803


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アイドルシーン全体の利益(ナッキー)

2015-08-02 06:02:51 | アイドル論
アイドルシーン全体の利益

ある音楽関係者のツイート
@supportista: 以前取材で、@ JAMプロデューサーの橋元さんが言っていたのだけど、いまのアイドル界には自分のところの利益だけでなく、シーン全体の利益を考えて動く人がすごく多いと。それは確かにその通りだなと思う。
@arai1046: @xex01 @supportista 協力して広げていこうってならないと、たぶん人が集まらないんだと思います


東京ではよくわかりませんが、地方にアイドルを見に行くと、アイドル同士がライバルではなく、
同じ商店街で、お店を出している同士、という運命共同体のような、感覚があります。

新潟のRYUTistは、さらに、
他の地方に遠征したり、(北海道)
他の地方アイドル、東京アイドルを新潟に読んで、ツーマンライブをやったり、

アイドル同士の協業、アイドルシーン全体を盛り上げる姿勢を感じます。

昔は少数のアイドルで大きなパイを奪い合う構図、
今は無数のアイドルが小さなパイを作る、新しいファンを開拓する、そのパイを長持ち・大きくするために協業。

昔はアイドルのスキャンダルが週刊誌に載ると、そのアイドルの人気を落として自社のアイドルの人気を上げようとする、「ライバル会社の陰謀」と解釈していたが、
柏木由紀のスキャンダル@週刊文春がAKB48の人気を落とそうとする陰謀には見えず、週刊文春の売上至上主義に見えるのは、巧妙なすり込みなのだろうか。

ナッキー
コメント (5)
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